吉原は、私が男として江戸時代に生まれたら、行ってみたい場所の一つである。
それほど興味がある場所だが…
だからといって女で江戸に生まれたとして、ココでは働きたくはない(笑)
男にとって快楽の場であっても、女にとっては苦界そのものだからである。
江戸幕府が出来てほどなく、現在の「日本橋人形町」に「吉原」が出来た。
吉原誕生から20年たち、江戸そのものが大きくなったため
吉原のような町を江戸の中心に置いておくのもなんだな~ってことで
浅草の北にある浅草田園と呼ばれていた、現在の台東区千束に移転する。
だいたい我々が吉原っと言うと、ココのことである。土地は以前の1.5倍となり
遊女の数も増えに増えて、ピーク時には7千人と言うから大したもんである
まず、四角く堀が掘ってあると思ってくだされ。
大門から中に入ると右手に「四郎兵衛会所」という番所があります
遊女が逃げないように見張っている番所なので、遊びに行く分には怖くはありません。
大門に立って正面の道が「仲之町」
右側手前から「江戸町一丁目」「揚屋町」「京町一丁目」
左側手前からは「伏見町」「江戸町二丁目」「堺町」「角町」「京町二丁目」となり
とっついの堀川が「おはぐろどぶ」となります
最上級の遊女が居るお店を「大見世」次が「中見世」
一分女郎専門が「大町小見世」二朱女郎専門が「小見世」、最後に「切見世」
だいたい金のない貧乏人は、大門を入って「大見世」の前を指をくわえて通りすぎ
おはぐろどぶ界隈の店にしけこむのが常でやんす(笑)
遊女ランキング第一位は「太夫」。でも、太夫が活躍したのは最初の吉原の頃で
吉原が移転してからは大口顧客の大名の衰退もあり、太夫と呼ばれる人は少なくなります。
第二位は「格子」見世の格子内で着飾って座っている姿を映画とかでよく見るあの人達。
ここまでが「花魁」。
時代にもよりますが「太夫」と呼ばれる者は、吉原全体でも3~4人程度しかおりません。
「格子」で60人前後ですから、やっぱり花魁は飛びぬけてエエ女だったのでしょう。
そんな「花魁」のお話しを、隆慶一郎・平岩弓枝・宇江佐真理・杉本章子・南原幹雄
山田風太郎・藤沢周平・松井今朝子らが、それぞれの筆をふるっているのがこの作品です。
みなさん、時代小説の名手であるだけにどのお話しも大変面白い。
最近好きな作家さんで「宇江佐真理」さんがおります。
この人の名前と「平岩弓枝」さんの名前を見つけて買う気になった本でしたが、
他の方の作品も甲乙つけ難いほど面白かったです(笑)
えてしてアンソロジー作品というのは、買ってみたはよいけれど…
気に入らない作品の一つや二つもあるもんなんですが、それがなかったのに驚きます
江戸時代の男女比率は、圧倒的に男性の数の方が多い。
地方の農村部では「間引き」なども行われていたので、男性の方が多くなったのだろうか
お店に勤めている男性は、主人の許しがなければ嫁ももらえない状況にあったので
独身男性が多く、こういったところが繁盛したのかもしれん。
現在の日本では、40歳くらいまでは男性の方が女性よりも人数が多いのだが
中高年過ぎあたりから、長寿力のある女性の方が男性を数で上回る(笑)
二大政党を目論んでおったはずの民主党が、いざ与党となってみれば
なんの準備も勉強もしておらんかった事がモロ見えの昨今。
本当にこの国を、男どもに任せておいて良いもんだろうか???っと思ってしまうほど
「強い男」が消えてしまった(ハハハハハ)
中高年婦女子よ。我等は数で男よりも多いのだ。
吉原などに見られる積年の恨みつらみを晴らす好機は今なのかもしれん
そろそろ日本も女性の総理大臣を迎えてもエエんじゃないかの~(アハハハハ)
政権交代ならぬ性権交替。選挙権は圧倒的に女性が握っておる。
だって、若い男女は投票所なんぞにゃ行かんもんの~(笑)
強い女も居たが、圧倒的多数が虐げられていた吉原の本を読んでいる時に
総理大臣がお辞めになるニュースが流れ、フっとそんな思いが湧きあがりました(笑)
しかし…何度見ても、今回お辞めになった総理大臣は…ナマズに似ておるの~~
ナマズってヤツは、泥臭くって食えないがの(笑)
日本の総理大臣とかけて 吉原ととく
その答えは
長居が出来ない
吉原も日本の総理の職も、財力と権力の後ろ盾がないと、居続けは難しいんだの~(笑)
っということで、お後がよろしいようで~(ガハハハハ)
ポチっとで、作者のヤル気でるかもです(笑)
「一家揃って餓死するくらいなら…」と、親としても苦渋の決断だったのではないかと、作者は推測していましたが…やっぱりねぇ。なんか、腑に落ちませんよね(^^;
>女にとっては苦界
花魁道中の華やかさの陰にどんな地獄が…と思ってしまいます。
アンソロジーって、たいていは一人の作家さん目当てで買うので、それ以外はハズレも多いのですが、全部が全部面白いのならそのうち買って読んでみようかな^^
>そろそろ日本も女性の総理大臣
と
女性天皇
ですがな。(笑)
総理大臣の方は モデル・キャンペーンガール から一国の大臣まで来た レンホウ様 が10年後くらいになってくれるんじゃないかと。
女帝の方は、以前だんなに言ったら
「次の次だから生きてないよ」
と言われたが、私は生きてこの目で見るつもりですよ。(笑)
今、また畠中さんのまだ読んでないのを3つ買ったとこで。。
次はこれも頼もう。最近アマゾンとかで買っちゃってます。
女性は、先を予測して考える力があると思うんですよ。
女性のほうが勘がいいし、冷静に判断できるような。
最近は、男性より行動力もあるしね。
菅さんも、奥さんがなったらおもしろいと思いますよ。
>その答えは
>長居が出来ない
うまい。満天ドン。座布団10枚(^-^)
吉原ですか~。僕もいったことないなぁ(笑)
なぞかけ うま~い。
総理大臣は、長居してもらいたいけどね~。
大体足の引っ張り合いで大事な事後回しに
してる政治家さん達困ったもんだ。
この先どうなるの?って感じ
昔は、GDPが1位だったのに今では、24位までぐらいに落ちたんでしょ?
その上総理がコロコロ代わるんじゃね~。
難しい事は分からないけど・・・。
ですね。詳しくないんですが江戸時代の江戸で特に男比率が
異常に高かったと思います。それで寿司とか天ぷらとか
蕎麦屋台とかいわゆるファストフードがもてはやされたとか。
なぞかけ上手ですね。わたしはこの謎かけが不得手です。
シャレがさらっとでてこない・・・残念。
実は結構自由だったとか、本当はウワサほどヒドクなかったんだよ~ってな
そんな話が一切出てこない場所が吉原だと思いますだ
漫画の「吉原花魁日記」(森光子)。
読んだことないけど大変貴重な本の漫画化だとか
コチラも読んでみたいな~と思っておりますだ
ただ、私の紹介した本よりも重そうな雰囲気あります(笑)
好きな作家の「宇江佐さん」も良かったけど、やっぱ平岩さんのが一番良かった
あとシリーズの抜粋話もあるので読んでいなかったり、知らなかったりすると…どうかの?
多分、知らないシリーズでも面白く読めると思うんだけどな~(笑)
トップになるにはそれ相当の地獄を見ないと駄目だっただろうね。
春をひさぐと言うけど、女の春は短い…
戦前には赤線とかがあって、海外を含めて古今東西このような場所は消えた事が無い。
望むと望まざるとに関わらず、それが手っ取り早い金の稼ぎ方だったのは確かだしね。
否定するのは簡単だけど、人が生きて行くのって、多分私如きが想像するような甘いもでは無かった…かな?…
花魁道中のあの外八文字の歩き方…私がやったら絶対に捻挫しそうだ…笑
好きだわ~花魁もの
花魁道中とかそりゃもう華やかで煌びやかな【非日常】世界・・・な部分もあるけど、強い光があればその分影は濃いというか
売られた女にとっては希望もなんもあったもんじゃない
けれどこんな苦界でも逞しく生きる女、誇りを捨てない女もいるわけで
いや、現実はそんな人はホント稀なんだろうけどマンガや小説に出てくるそういう「強い女」張りをなくさない女に天晴れ!と思い読みふけるのでした
「おお!読みたい!」と思いました。。
他も良かったのね。。メモメモ
うまい!座布団 好きなだけ持ってって!