〔写真〕 寺泊の海。
新潟に着いて、とりあえずこの海で泳いだ。
去年まで、日差しを嫌って絶対海には入らなかった私。
この場所は去年も、娘と姪っ子を連れて訪れた海。
あまりにも透明度が高かったため、
感激したK君と子供達は、服のまま海に飛びこんでいた。
今年は絶対におまえも入れと言われていたので、
覚悟を決めて入ってみた。
プールで少しずつ肌を慣らしていたので、
日光も気にならなかった。
首のしたまで海水に浸かって水平線を眺めたら、
私は今まさに地球の一部。って、凄い感動。
海水は冷たくも温かくもなく、
気持ちいい‥。
凄い透明度。
魚が泳いでいる。
スキンダイブというのを三時間くらい夢中でやって、
いい加減日に焼けました。
痛くはないけど、肌がさらに黒くなり、黒光する肌に。
でも、色んな魚も見れて楽しかった~。
私の代わりにお母さんが、パラソルの下で蒸し焼けになり気の毒だった。
やはり夏の海に来たからには泳がないと、
苦しいだけで、楽しみがない。
とにかく暑かったんだから。
〔パッツァンの湯〕
というので、何かとおもったら「金八の湯」でした。
なんやいろんなモノが凝縮された名前。
みんなはご飯を食べると言ったけど、
私は海水もたらふく飲んだし、
この暑さで食欲もなかったので、お先に風呂に入ったんですが、
午後6時46分、日没。
オーシャンビューの風呂場からものすごく美しい夕焼けを見た。
太陽がホウズキの色。
海に沈む直前、鮮烈な色を放って消えた。
日没後の空も、ピンクやオレンジに染まり、
いつまでもきれいだった。
風呂場で写真は撮れなかったので、明日は絶対に撮ろうと誓う。
〔一徹で夜釣り〕
港にテント張って夜は釣り。
眠くなるので安定剤も飲まず釣りをしていた。
あたりは全くなく、静かに時間だけが流れて行く。
漁師さんは午前三時頃から活動していて、
見ていたら胸が苦しくなってしまった。
薬切れ。軽いパニック発作。
怖いと思ったら、黒い海も波の音も全てが恐ろしくなり、
やっぱり眠れなかった。
眠れなかったので朝やけを見る。
一日が長い。
旅の途中は長いほうがいい。