熊谷市全戸配布のフリーペーパーピーアイピー発行「NAOZANE」の不定期連載「クローズアップヒストリー 熊谷 after 1945」が11月号で24回を迎えました。
「平安時代の直実はじめ、熊谷の人はずっと昔の話ばっかりしている。われら周辺熊谷圏民にとって輝いていた高度成長から、悩みつつ進む平成のストーリーをとなりまちの視点から書きたい」という連載はページ都合でない月もあって、創刊3年36号で24回ということは3分の2の掲載。今の仕事、市民活動支援センター所長になった昨年4月から、読んだ人が訪れる機会になればと著名記事にしてもらいました。実際に訪れた人はいないけど、話をすると認知度は高く、このページだけとってあるという人がいたり、電話を含む取材の時もあのページかとすぐわかって話が早いのは、全戸配布というローシキイかつハイハードルな体制のおかげと感謝しています。実際の作業はいつもばたばた、締切直前数日で書くが多く、事実の間違いを指摘されることもしばしば。取り上げる事柄も個人リサーチの限界でかたよりもあり、これらは書き手の力不足と好みが反映した「読みもの」というしかありません。
今月号は巻頭「うどんサミット」特集に連動する「熊谷の麺類」。自他ともに認める麺類好き、熊谷圏地粉の魅力を感じる一人であるだけに楽しんで書けました。
今日から熊谷は産業祭と「うどんサミット」で、地元深谷では産業祭内で「ご当地グル麺フェス」と熊谷圏は麺ざかり。日常的にも、センター休みの昨日は自宅いちばん近くファーマーズマーケットで販売の樋口製麺地粉うどんを、子どもの頃このへんではみたことがなかった「釜あげ」で食べました。
原稿内に書けなかった個店の好みをいえば、熊谷市内のラーメンは、麺の印象が残らないという点で完成度の高さを感じる四華郷、一つひとつの定番パーツと振れ具合が完璧な永楽、地粉使いに可能性を感じる福は内がベスト3、うどん店は麺そのものは印象がないが店の存在感と人なつっこいそばがニューウェーブな別府・のび太、それとこの地域の大きな財産と思う製麺所では圏内に広げ、深谷の鈴木製麺と秋山製粉、行田の吉野製麺所です。
この連載を通して知った人も多いし、画像の出どころも広がっている。いつもセンター訪問の際の唐突な質問に応えてくださる利用者の方々、SNSでのメッセージに対応してくれるみなさん、どうもありがとうございます。
次号12月号は巻頭と連動の「星川」。〈内陸のベニス〉熊谷の大テーマです。
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