裏 RjpWiki

Julia ときどき R, Python によるコンピュータプログラム,コンピュータ・サイエンス,統計学

RStudio が R-4.2.0 Prerelease で動かない?

2021年12月22日 | ブログラミング

中澤先生が,

> RStudioはR-4.2.0 Prereleaseを呼び出そうとしてエラーが起こり,終了するしかなくなってしまうようだ

と書いていたので,そうだったかな?と思い,

colMeans(iris[1:4])
hist(iris[,1])

だけをやってみたけど,特に問題なく動いた。

RStudio 2021.09.0 Build 351
"Ghost Orchid" Release (077589bc, 2021-09-20) for macOS
Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 12_1_0) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) QtWebEngine/5.12.10 Chrome/69.0.3497.128 Safari/537.36

であった。かなり古いバージョンのようであるが,「No Update Available /  You're using the newest version of RStudio」と言われる。

中澤先生は Windows でやったのかな?

 

 

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Julia 1.7.0 の新機能

2021年12月22日 | ブログラミング

多くの新機能,変更がある。

https://docs.julialang.org/en/v1/NEWS/

そのうちで,私が気になったものを以下に抜萃した。

 

√,∛  の前の乗算記号は不要になった

julia> x, y = 2, 3
(2, 3)

julia> x√y
3.4641016151377544

julia> x * sqrt(y)
3.4641016151377544

julia> x∛y
2.8844991406148166

julia> x * y^(1/3)
2.8844991406148166

julia> x * cbrt(y)
2.8844991406148166

julia> 3√3
5.196152422706632

julia> 3 * sqrt(3)
5.196152422706632

#####

配列の連結を指定するセミコロンの個数でどのように連結するかを指定できるようになった

julia> A = [1 2; 3 4]
2×2 Matrix{Int64}:
 1  2
 3  4

julia> B = [11 12; 13 14]
2×2 Matrix{Int64}:
 11  12
 13  14

julia> [A; B] # 1 個の場合は 1 次元方向へ
4×2 Matrix{Int64}:
  1   2
  3   4
 11  12
 13  14

julia> [A;; B] # 2 個の場合は 2 次元方向へ
2×4 Matrix{Int64}:
 1  2  11  12
 3  4  13  14

julia> [A;;; B] # 3 個の場合は 3 次元方向へ。以下同様に...
2×2×2 Array{Int64, 3}:
[:, :, 1] =
 1  2
 3  4

[:, :, 2] =
 11  12
 13  14

#####

文字列の途中でバックスラッシュ \ の後に改行し,次行以降に文字列を続ける場合,\ も改行コードも除去されて一連の文字列になる。次行以降の文字列にインデンテーションがある場合には画面上はインデンテーションされるが,文字列の中には空白もタブも含まれない。

julia> s = "abcdefg\
       hijklmn"
"abcdefghijklmn"

julia> s = "abcdefg\
            hijklmn"
"abcdefghijklmn"

#####

range() の引数指定法が改善された。

  range(start, stop, length)
  range(start, stop; length, step)
  range(start; length, stop, step)
  range(;start, length, stop, step)

#####

replace() で複数の置換ができるようになった。置換は左から右へ同時に行われる。

julia> replace("abcabc", "a" => "b", "b" => "c", r".+" => "a")
"bca"

julia> replace("abcabc", "a" => "b")
"bbcbbc"

julia> replace("abcabc", "a" => "b", "b" => "c")
"bccbcc"

#####

乱数発生器が Mersenne Twister から Xoshiro256++ になった。
このため,Ramdom.seed!() で乱数の種が設定されていても,Mersenne Twister のときと同じ乱数列は生成されないので注意が必要。

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