日曜の朝…

ここ数週間 親が上京してきたり 結婚準備があったりで休日もゆっくりと休めないでいたが 昨日（日曜）は久しぶりに 丸一日スケジュールの空いた日となった。

久しぶりにゆっくりと寝てようと思う僕の意識とは うらはらに 僕のカラダは夜明けと同時に起き出した。

朝一番の喫茶店へと向かう。
ついこないだまで 毎週末 喫茶店へ通っていた気がするが 考えてみると ずいぶん久しぶりだ。
僕が来ぬ間に喫茶店Ｄは改装したようで喫煙席、禁煙席がはっきりと分かれ 間に透明のアクリルの壁が出来ていた。

僕が好んで座る角の席は 喫煙席になっていた。
僕は煙草を吸わないが 座り慣れたその席が居心地いいなぁと思い喫煙側の部屋へと入った。

煙草を吸う人のなかに 吸わない僕がひとり。
自ら喫煙側に来たのだから 気にしなくていいのに……周囲の人たちは 僕の事を気にかけ、気まずそうに、遠慮がちに煙草を吸っていた。

…なんだか悪かったなあと思った。