(その2)
関越道を北上して 新潟県にある日本三大渓谷の一つ“清津峡”に向かった。
清津峡は硬い岩山を引き裂いたような渓谷で 谷間を流れる川に沿ってトンネルが掘られている。
幹事である僕は人数分の入坑料を支払い、飲み過ぎで足元がおぼつかない集団を引き連れてトンネルの中へと足を踏み入れた。
トンネルは 酔っ払いが歩くには過酷な程に長く、飲み過ぎてトイレが近い状態であったにも関わらず 坑内にトイレが無かった事から 一人また一人という風に挫折して引き返す人が出た。
かくいう僕も トイレに行きたくて堪らなかったのだが 引率している幹事の僕が引き返してしまっては洒落にならないので 必死に我慢して先を急いだ。
トンネルの先には素晴らしい景色が広がっていたが 挫折せずに最後まで残った数人も余裕がなく、景色に見とれている暇なく直ぐさま出口へと引き返した。
バスに戻ると 先に引き返した先輩らが すでに酒盛りを始めていて、ホント懲りない人達だなぁと笑った。
関越道を北上して 新潟県にある日本三大渓谷の一つ“清津峡”に向かった。
清津峡は硬い岩山を引き裂いたような渓谷で 谷間を流れる川に沿ってトンネルが掘られている。
幹事である僕は人数分の入坑料を支払い、飲み過ぎで足元がおぼつかない集団を引き連れてトンネルの中へと足を踏み入れた。
トンネルは 酔っ払いが歩くには過酷な程に長く、飲み過ぎてトイレが近い状態であったにも関わらず 坑内にトイレが無かった事から 一人また一人という風に挫折して引き返す人が出た。
かくいう僕も トイレに行きたくて堪らなかったのだが 引率している幹事の僕が引き返してしまっては洒落にならないので 必死に我慢して先を急いだ。
トンネルの先には素晴らしい景色が広がっていたが 挫折せずに最後まで残った数人も余裕がなく、景色に見とれている暇なく直ぐさま出口へと引き返した。
バスに戻ると 先に引き返した先輩らが すでに酒盛りを始めていて、ホント懲りない人達だなぁと笑った。