落書き日記のススメ

毎日、日記をつけるのもいいけど 簡単な絵を描き続けるのもいいですよ。絵のある生活(落書き)のすすめ。

帰宅難民に…

2011-03-18 22:30:50 | Weblog
余震が長く続いたため、一時間近くは駐車場に避難していた。

その間 首都高速の入口が閉鎖になり、緊急車両のサイレンがあちこちから聞こえてきた。そして近くの公共施設からは津波警報が流れてきた。
「只事ではない」という皆の直感は 残念ながら現実のモノとなり、ケータイには次々と悪いニュースが入ってきた。

まだ昼過ぎであったが 会社の業務を中断し、解散する事にした。
僕は同僚らと別れると職場の近い妹たちの事が気になり、ケータイに電話してみたが回線がパンクし繋がらない。

辺りの混乱はどんどん大きくなっていて、すでにパニックの様相。
恐怖から泣き崩れる女性などもいた。

とりあえず妹の会社の前まで行ってみたが 電車が止まったため“帰宅難民”と化した群衆が歩道いっぱいに歩いていて、とても妹を探し出せる状況になかった。

それでも しばらくは探してみたものの やはり見つける事はできず、僕も帰宅難民の群衆に交じり、郊外を目指すことにした。

約一時間近く歩いただろうか 職場からだいぶ離れたところで、全然つながらず電話の意味をなしてなかったケータイが突如鳴り出した。

慌てて電話に出ると、自宅の嫁さんからで「都心で妹が迷子になってるので 迎えにいってほしい」という内容だった。

せっかく歩いてきた道を 走って戻り、再度 妹らを探しに向かった。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿