落書き日記のススメ

毎日、日記をつけるのもいいけど 簡単な絵を描き続けるのもいいですよ。絵のある生活(落書き)のすすめ。

沖縄帰省録 その12…

2011-07-16 22:46:51 | 沖縄帰省録
【その12】
いよいよ帰省の旅も最終日。関東へと戻る日になった。

一週間近くレンタルしてきたチャイルドシートに、娘を座らせるのもこれが最期。おとなしく座り続けてくれるのを願いながら那覇空港へと出発した。

この日には 台風も沖縄から抜けていたのだが“台風一過の青空”とはいかず、高速を走らせている間だけでも 何度かスコールに見舞われた。

チャイルドシートに座らせられるのが嫌いな娘のために、パーキングエリアへは必ず寄り 十分な休憩をとっていたのだが…空港を待たずして娘の大泣きが始まってしまい、「これから飛行機だというのに大丈夫かなぁ?」と不安になった。

不安は残念ながら現実となり、飛行機に乗ってからも 娘はぐずり続けて結局 おとなしくなる頃には羽田空港に到着していた。

機内では 娘の泣き声で周りの乗客に迷惑をかけてしまったが、運良く周りには寛容な老夫婦ばかりが座っていたので 怒られることなく、逆に温かいコトバを頂けたりして嬉しかった。


……埼玉の自宅に到着すると 疲れがどっと押し寄せてきて、夕飯を食べずに親子共々眠りについてしまった。

今回の帰省は台風に見舞われたり、嫁さんや娘が体調をくずしたりと大変な旅だったが、一応“娘を披露する”という目標は無事に達成できたので良かったなと思う。

【おわり】

沖縄帰省録 その11…

2011-07-14 20:57:10 | 沖縄帰省録
【その11】
久しぶりに故郷をクルマで走っていると あいかわらずレンタカーが多い事に驚いた。

さほど大きくなく、かといって小さすぎでもない“沖縄本島”はクルマでめぐるには程よい大きさで、島内に点在する観光地を回ろうと思うとツアーでの観光でなければ 大体レンタカーを利用して…というのが定番となっている。

本島北部の田舎道などを のんびり走っていると 前も後ろもレンタカーで、すれ違うクルマもレンタカーばかりという事がたまにある。
そういう時は地元の人間であるはずが まるで自分が“余所者”のように思えてくる。

そんなレンタカーが多い沖縄だからこそだが…本土でもほとんど見かけない電気自動車用の充電スタンドが島内のあちらこちらに設置されていて驚いた。
どうやらレンタカー業界と県がタッグを組んで レンタカーの大半を環境に優しい電気自動車へと移行しようと考えているらしい。

観光業が主要な産業である沖縄は 余所以上に真剣に環境を保護していかなければならない訳で 前出の計画は県の意気込みみたいなのを感じ嬉しくなった。

沖縄に帰る度に どこかしらが発展していて 嬉しくも思うが、変わっていく事に寂しさも感じる。
地元を離れた人間の都合のよい考えだが やはり沖縄には豊かな自然が残り続けてほしいなと思う。
【つづく】

沖縄帰省録 その10…

2011-07-11 23:26:51 | 沖縄帰省録
【その10】
僕が仕事のために 一旦関東へ戻っている間も、嫁さんと娘は沖縄の実家にとどまっていた。

そして週末に再度沖縄へ戻ってきてみると 娘が早いスピードで成長(学習?)していて驚いた。

沖縄入りする前は寝返りもできず、ただ寝てるだけしかできなかったが…僕がいない一週間の間に たまに寝返りに成功するようになり、仰向けのままで 地べたを蹴り頭上へ向かい進むようにもなっていた。

形はどうあれ 器具を使わず“自分の意思と自分の体”だけで動けるようになったのは大変な成長だと思う。

「なぜ 急に成長のスピードが早まったのだろう?」と考えてみると、やはり急に気候の違う沖縄に来たからだろうなと思う。
赤ん坊も暑さで、居ても立っても居られなく 頑張って動き出したのかなと思う。


それを裏付けるように 沖縄から帰ってからというもの、成長スピードはまたゆっくりとして、娘の次のステップである“這い這い”はまだ見れそうもない。
(つづく)

沖縄帰省録 その9…

2011-07-06 22:52:16 | 沖縄帰省録
【その9】
台風のなか 何とか実家に辿り着けたものの、翌朝になっても まだ台風の強風域からは抜けてなく、外はあいかわらず嵐のままだった。

嫁さんと娘は ゆっくりと療養したおかげで体調が回復し、ようやく出かけられる状態になっていたが 台風のなか出かける訳にもいかず、家にこもり凄い勢いで流れていく灰色の雲をぼんやり眺めたりしていた(台風に慣れっこである沖縄の人は 台風のなかでも、平気で出かけるのだが やはり台風慣れしていない二人を連れて出かけるのはマズイと判断した)

夜は親父や兄貴と一緒に食事する予定になっていたので、天気が回復してくれるか心配していたが、夕暮れ時になって ようやく風雨がおさまってきた。

親父らには初めて娘を引き合わせる事になるので 娘にうんと“おめかし”させて街へ出た。

本当は3月の末か4月の頭にでも、上京してきてもらい 引き合わせる予定でいたのだが 先の震災(3月11日)で予定が頓挫してしまい、今の今まで合わせる事ができなかった。

“祖父”となった親父は 初めて見る孫に 終始ニコニコし嬉しそうだった。
孫の誕生を心待ちにしてもらっていただけに、ようやく引き合わせる事ができてホッとした。
(つづく)

沖縄帰省録 その8…

2011-07-05 20:38:44 | 沖縄帰省録
【その8】
空港で兄貴と合流し、地元である沖縄県北部へと向かう。

途中 ロードサイドの沖縄そば屋に立ち寄り、遅めの夕飯を済ませた。
その間も 風雨はどんどん強くなってきていて、台風の接近、上陸を肌で感じた。

当初 空港までの迎えは友人にお願いしようかと考えていたが…こんな嵐のなか迎えに来てもらっていたら悪かったなぁと思い、無理言える身内にお願いしてて助かったなと思った。


北上する台風より 一足先に北部に入った。
まだ中・南部ほどは荒れた天気になってなく、嵐の前の静けさといった感じだった。
車をコンビニに停め、しばし休憩することにした。

大好きなブルーシール・アイスクリームの“ポーラベア”を買い車内で食べた。

兄貴は 近頃ポーラーベアの食感が変わってしまったと嘆いていた。
昔は紙で包んだだけの包装だったので、アイスをサンドしたココアクッキーが湿気を吸い、それがかえって“しっとり”とした食感を生んでいて、兄貴はそれを好んで食べていたようだ。

現在は湿気を通さない包装になっているため、“サクッ”とした食感。本来はこっちが正しいのだろうなと思った。

一週間ぶりに また実家に戻ってきた。
嫁さんや娘が 首を長くして待っているかと思いきや、帰りが予想以上に遅くなった事もあり、すでに床につき深い眠りのなかだった。
(つづく)