SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

1705 和歌山県立博物館 東照宮の文化財Ⅱ

010
今回は和歌山
007
和歌山県立博物館
001_001
特別展「東照宮の文化財Ⅱ ―没後400年 家康の遺宝―」
期間:4月22日(土)~6月4日(日)
waka-tousyouguu
徳川家康所用 南蛮胴具足
兜・銅ともに鉄製で、洋剣・楽器などの紋様を線刻されている。元は北部イタリアで製作され、草摺などを日本で追加したと考えられている。
紀伊藩初代・徳川頼宣が紀州東照宮に奉納した。
徳川家康所用 南蛮兜
鉄製で瓜形の南蛮風兜。鉢の頂点より三条一組の線刻を十三方に施している。
上記南蛮胴具足に附属の南蛮兜・日光東照宮の南蛮胴具足附属の南蛮兜そして当兜を、家康秘蔵の三兜とする。またその形状などから本来この兜が日光東照宮の南蛮胴具足の兜ではないかとの説がある。  
徳川家康所用  紺糸威胴丸具足 
兜は黒漆塗六十二間筋兜で、胴は紺糸威の胴丸。
渥美源五郎が徳川家康より拝領。明治時代になって渥美家より徳川頼宣を祀った南龍神社へ奉納された。
太刀 銘 安綱  附 糸巻太刀拵
刃長80.6cm。平安時代後期に伯耆国の刀工であった安綱の作。
寛文5年(1665)家康の50回忌に徳川頼宣が紀州東照宮に奉納した。
太刀 銘 光忠  附 糸巻太刀拵 
刃長74cm。鎌倉時代備前長船の刀工・光忠の作。
前田利長より徳川家康へ献上され後に徳川頼宣へ分与された。

尾張徳川家のコレクションは徳川美術館。水戸徳川家のコレクションは徳川ミュージアムにありますが、はて紀州徳川家は?
残念ながら売立により大名道具は散逸してしまっています。そんな中ある程度ですがまとまった形で紀州徳川家のコレクションを伝えているのが紀州東照宮です。
今回は徳川家康に関連するものだけでしたが、次は是非とも徳川頼宣やその他のものも併せた展示を見てみたいものです。出来れば散逸した元紀州徳川家のものも併せて「大紀州徳川家」展なんてのも良さそう。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最近の「探訪」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事