石水博物館
石水博物館の茶道具-利休から半泥子まで-
期間:4月14日(金)~6月25日(日)
竹一重切花入 銘「音曲」 千利休作
節を中央に置いたさび竹の花入。利休が秀吉の小田原攻めに同陣した際に作ったとされる竹花入のひとつとされる。裏面に「羽忠 休」とあり利休より蒲生氏郷へ贈られたとされる。後に藤堂家に伝来した。
千利休書状
(天正十八年)七月九日付。古田織部宛。
小田原陣中より利休が武蔵転戦中の織部に送った書状。文中に花筒「音曲」について述べており、上記竹花入と関係する可能性がある。
竹茶杓 津田宗及作
樋深く蟻腰の茶杓。露は右肩上がりで撓めは急。筒は無く溜塗りの箱に入っており、箱には朱漆で「宗及茶杓 龍安下之(花押)」と龍安寺塔頭大珠院の住職で千宗旦の門下の僖首座が記している。
竹茶杓 瀬田掃部作
胡麻竹、櫂先がかなり幅広で本当に櫂の様になっている。
筒は表千家六代覚々斎。
本阿弥光悦書状
廿三日付。宗二・宗不宛。松尾宗二と伊丹屋宗不に宛て千宗旦と共に二十八日昼に着てくださいと知らせる内容。
その他には常慶の黒樂(ぬり笠)、光悦の赤樂(松韻)や不昧所持の茶臼など拝見しました。
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