
香雪美術館

野々村仁清とその時代
期間:11月3日(木)~12月22日(木)

金襴手四方水指 野々村仁清作
赤地に金銀彩で布袋や李白など中国の高士を描いた絵を焼き付けた四方太鼓形の水指。
金森宗和好みであつらえた五つの内の一つ。下絵は狩野探幽筆とされる。
獅子香炉 楽常慶作
阿吽一対の獅子香炉。常慶得意の香炉釉を用いているが、所々に緑釉を施しているのが珍しい。
布袋図 松花堂昭乗筆
大きな袋を抱えた布袋の姿が描かれている。賛は小堀遠州筆。
遠州蔵帳に記載有。
鶏図 徳川家光筆
家光が幼少の頃に描いたと思われる鶏の絵で、小堀遠州が春日局より拝領した。
この他にも、小堀遠州消息(江月宗玩宛)木下長嘯子消息(小堀遠州宛)沢庵宗彭墨蹟(透雲関)長闇堂所持の古瀬戸茶入、寛永期寄合短冊帖(展示は細川幽斎・三斎、佐川田昌俊など)尾形光琳&乾山の団扇貼交風炉先屏風と盛り沢山の内容。