表千家北山会館
特別展「而妙斎宗匠喜寿の茶事を訪ねる跡見」展
期間:11月1日(火) ~ 12月14日(水)
黒茶碗 銘 天狗 田中宗慶作
歪のある姿をした茶碗で胴部を箆をまわして強く締めている。高台内に樂印が捺されており「宗慶印」と呼ばれているもので豊臣秀吉より拝領したと伝わるものがこの印とされる。
箱裏には久須美疎安が兄弟子の山田宗偏から聞いた話しとして「宗旦が長次郎作の赤楽茶碗に「太郎(坊)」「次郎(坊)」「僧正坊」と銘を付けたが、黒楽茶碗にはそれらに匹敵するものが無く銘を付けていなかったが、この茶碗を見て感激し「天狗」の銘を付けた」
赤茶碗 樂道入作
落着いた形の茶碗。赤楽であるが所々に白抜けのところが有る。高台内に宗旦の直判があったが今ではほとんど消えているそう。
元伯宗旦乱菊棗
宗旦が黒棗に朱漆でさらりと菊の絵を描き、蓋裏と底に花押を記している。侘び宗旦らしい意匠となっている。
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