「何てこった!」若い浮気男が手紙を読みながら、声をあげた。
傍に立っていた友人が尋ねた。「何か、悪い知らせか?」
「困った知らせ、とでも言うのかな。」と、男。
「ある男が、妻に手を出すな、さもないと殺すぞ、と言ってきたんだ」
「それなら、ぼくだったら、そいつの奥さんには近づかないでおくな」
「そうしたいのは山々だけれど、でも、誰からだ? 差出人の名前がないんだよ」
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「何てこった!」若い浮気男が手紙を読みながら、声をあげた。
傍に立っていた友人が尋ねた。「何か、悪い知らせか?」
「困った知らせ、とでも言うのかな。」と、男。
「ある男が、妻に手を出すな、さもないと殺すぞ、と言ってきたんだ」
「それなら、ぼくだったら、そいつの奥さんには近づかないでおくな」
「そうしたいのは山々だけれど、でも、誰からだ? 差出人の名前がないんだよ」
2014/11/26
アンドロイドと言えば美少女で、巨大ロボットを乗りこなすのは少年少女という不文律を持ったロボット大国日本から、また新たなるロボトミー、じゃなかった、アンドロイド研修生が誕生した。
その名はアスナ(ASUNA)ちゃん。誕生日は7月で15歳。身長155センチ、体重43kg、血液型は圧縮O型だそうだ。 アスナちゃんの魅力はその儚げな表情にある。首をかしげたり、目もちゃんとまばたきするのだが、その動きが、コンタクトをしている人の目にゴミが入ったときのような力強い感はある。 アスナちゃんは、A-lab社が手掛けたアンドロイドで、まだまだ試作中の段階だ。なのでこれからどんどん進化していくこととなる。まだ自分から話すことはできないのだが、遠隔操作で実際にしゃべっているように見せることはできる。どんなことをしゃべるかは中の人次第。
日本の標準的な15歳少女なのか、大きいおともだちがよく見るアニメ的な15歳少女なのかはわからないが、話しかけるとこのように答えさせることが可能だ。 日本のアンドロイドの未来は、世界とはじゃっかんずれた方向でありながらも、どんどん進んでいるようだ。
2014/11/12
小笠原諸島周辺の日本領海でサンゴを密漁する中国漁船に対し、海上保安庁の特殊警備隊SSTが出動していたことが、「週刊文春」の取材で明らかになった。
10月5日早朝に命令を受けたSSTは、大阪基地からヘリコプターで緊急出動。小笠原諸島近海で警備中だった大型巡視船「しきしま」に着艦し、短時間のブリーフィングを受けた後、再度ヘリコプターで出動。密漁を行う中国漁船の真上からロープを伝って降下すると、軽機関拳銃を構えて船内に突入、包丁やモリなどで激しく抵抗する中国漁民を制圧し、横須賀へ連行した。
1996年に創設されたSSTは、海上保安庁内でも極秘扱いの特殊部隊であり、部隊の編成や装備、隊員の氏名などは一切が非公開。今回の緊急出動についても、海上保安庁からは公表されていない。
今般のSST出動に関する「週刊文春」の取材に対し、海上保安庁広報室は、「具体的な運用にかかわることについては回答を差し控えさせて頂いております」とした。
イラク戦争の真っ最中、フセインの乗ったリムジンがミサイルの直撃を受けた。
1時間後、フセインの影武者たちが乗っているトレーラーに、軍の参謀が現れて
言った。
「諸君に良いニュースと悪いニュースがある」
影武者たちは、みな息を呑んで聞き入った。
「良いニュースとは、大統領が奇跡的に命を取り留めたことだ」
そして参謀は一息置いてから言った。
「悪いニュースは、大統領が四肢を失ったことを米軍に知られてしまったということだ」
三遊亭円生の噺、「大名房五郎」(だいみょうふさごろう)より
房五郎と言うのは、下谷車坂に住む大工の棟梁。茶席を作らせると、この人の右に出る者が無いと言う。
仕事も上手いが、今で言う、設計も優れておりまして、頭がいい。歳は二十九で、九代目の市村羽左衛門に生き写しと言う、誠にいい男です。
まだ、女房を持ちませんで、お大名や旗本のいいお得意はあるので、かなりの収入はあったが、年中火(し)の車と言う。
それは、居候を置きまして「ま、い~やな、俺ンとこへ来ていろ」と、年がら年中貧乏すると言う誠に変わった人でございます。
余技に書画骨董の目が利いておりまして、見ると「こりゃこう言うもんでございます」とはっきり断定した。
目利きの天才でございました。
「あれはどうも普通の人間じゃァないね、大名の落とし子かじゃないか」なんてぇ事を言う。
そこで「大名房五郎」と言う渾名(あだな)が付きました。
十一代将軍家斉が、天明七年三月に、将軍職に就きましたが、その五月から、大変な飢饉がありました。
昔は小判を持って行き倒れていたなんと言う話がありました。
人間何が苦しいと言っても、あの腹の減ると言うのは実に辛いもので、『ひもじさと、寒さと恋を比ぶれば、恥ずかしながらひもじさが、先』と言う。ま、人間お腹の空くと言うのは一番嫌なものです。
「今帰ってきたが、暑いのは我慢が出来るが、坂本で親子の餓死者を見たが悲惨ですね」、
「米の値段は上がるし、居候が増えて大変だ」。
「新寺町で吝嗇の質両替屋の万屋万右衛門から茶席を作る話があったが、親方は請けないだろうな」、と話をしていると房五郎が帰ってきて仕事はするという。
金が無ければ施しも出来ないし、居候も置けないという。
それにどうせ万屋に行くなら、母親の形見の最後に残った掛け軸を買ってもらうと持ち出した。
万屋は大変ケチであったが、古美術品の収集癖があった。良いものは楽しんだ後に高く売れるから損が無いという。
最後まで持っていた形見の軸は、岩佐又兵衛の絵で、遠山が在ってその下に橋が架かって、傘を提げた人が描かれている、さっぱりとした風景画であった。
「手放したくは無いが、50両で如何ですか。その金で、二人の連盟で施しをしたい」、
「私はヤダね。昔から施しと塩辛が大嫌いだ」、
「それと茶席も結構なもので、小切れを使って、驚くようなものを造って見せます」、
「お前さんに生き方について、どうこう言われたくない。食う物も無かった時から一代で築いた私だ。人の恩はいただかないし、恩を掛けたことも無い」、
「いえ、人は持ちつ持たれつと言いますから」、
「この掛け軸は高くは無いが、この位の物は蔵にいっぱい転がっているから今回は要らない。それから茶席も木っ端で造られたら、たまらないから造らない」、
けんもほろろに追い返されてしまった。
帰ってきた房五郎は悔しくて我慢が出来なかった。
半月程経った時に、ある屋敷から谷宗作牡丹の目貫の鑑定を依頼された。
弟子に万屋に行って、谷宗作牡丹の目貫が有りますから、明日返すので、涼風の出る頃お越し下さいと言い付けた。
「今日は夕立があるだろうな」。
万屋は好きな物は別物、大変喜んで出掛けて来た。
小さな庭を持った部屋に通されたが、そこには先日ケチをつけた、橋の上の人が傘を提げている軸が架かっていた。
谷宗作牡丹の目貫を惚れ惚れしながら見ていたが、稲妻が走って夕立になった。
万右衛門、厠から帰ってくると先程の掛け軸の傘を提げた人が傘を差していた。
周りの景色も雨に濡れているように見えた。
黙って観ていたが、急いで軸をグルグルと巻いて箱に納め、売りたくないという物を強引に「言い値で買うから」と、雨の中逃げるように持ち帰った。
ビショビショになって戻ると、弟子が追いかけ訪ねてきた。
「売り物では無いので、お返し下さい」、
「言い値の50両に10両付けて60両で買いたいと、棟梁に聞いてきてくれ」。
「ダメなんです。売り物では無いのでお返し下さい」、
「それではもう10両付けて70両ではどうか、聞いてきてくれ」。
「やはり、ダメなんです」、
「それでは・・・」。
80両が90両になって、100両になった。
戻ってきた弟子が「それでは200両で、びた一文欠けてもダメだと言います。『200両だったら買わない』と言うだろうから、もらって帰って来いと言われました」、
値切りに値切ったがダメで「足下を見やがったな」。
渋々200両渡して弟子を返した。
良くできた絵は、魂が入って絵から飛び出すこともある。
橋を渡る人間が傘を提げていたが、雨が降ると傘を差すという素晴らしい絵で、この噂を聞いた大名が買いに来るだろうから、値が上がって1万両となる。
と皮算用をしていると雨が遠退いてきた。
番頭達を呼んで、急いで長屋の者を料理付きで接待した。この噂が広まるための撒き餌であった。
岩佐又兵衛の絵が傘をつぼめる。
外の天気と連動して・・・、
「そろそろですよ」、
「外は明るくなりましたが・・・」、
いっこうに変化が無い、
「外は雨も上がって、セミが鳴いています」、
万右衛門、泣きべそを?きながら、今に閉じると言い張るのだが・・・。
そこに房五郎が現れ、「200両でどうしても買いたいと言った絵は偽物で、2ヶ月ばかり居候をしていた絵師が又兵衛そっくりに作った物。
本物はここに有りますから差し上げます。
金の使い方が分からない旦那に教えるにはチョットきつかったかもしれない」。
「雨が降った時はそれを掛け、晴れの日はこちらを掛けて楽しんで下さい。あの200両で下谷、浅草の貧乏人に施してやったらたいそう喜んでた。旦那も気分が良いでしょう」。
「大儲けしようと思ったが、あの金は全部米になったのか」、
「ははは、旦那があんまりにも欲が深いから、貴方の金を食い物にしました」。
《ヒラリー夫人は回想録で、クリントン氏とはエール大の図書館で初めて会ったと告白した。
これを知ったブッシュ大統領が捏造の可能性を指摘した。
「わたしもエール大にいたが、図書館など見たこともない」》
ジョークの世界ではブッシュといったら本を読まない、アタマ悪いということになっているが、それはほんとうのようだ。
エール大でブッシュを教えたという日本人教授がラジオで「できない子でねえ」と苦笑していた。
クリスマス・イヴの朝、
何か気配を感じたキャロルは玄関のドアを開けると、
奇妙な緑の服を着た男が佇んでいた。
サンタクロースとともに玩具を作る妖精の姿をしていたので、
彼に声をかけた。
「ねぇ、あなた。もしかして、あの妖精かしら?」
「いかにも。俺が妖精だってよく分かったな!」
「(その格好で分かったなも何もだけど)
....それじゃあ、妖精さんが何かご用かしら?」
「俺はあんたに捕まっちまったから、3つの願いを叶えてやるよ」
「(この場合、突っ込みをいれるべきかしら)....3つの願い?」
「いかにも。さぁ、最初の願いは何だ。言ってみろよ」
それじゃあ、せっかくということで、
キャロルは少し考えてから言った。
「美しい大邸宅が欲しい」
「よし、わかった。大邸宅をやろう。2つ目は?」
キャロルは再び考えてから言った。
「2つ目は、幻といわれる最高級車 "マイバッハ" が欲しい」
「よし、わかった。その高級車をやろう。3つ目は?」
「最後の願いは、
私が80歳まで生きた上での死ぬまで贅沢に暮らせる額の現金かしら。
死ぬまで不自由なく、
いろいろな男に魅了されつつ遊べるといった設定で」
「よし、わかった。取りあえず、始めに100万ドルをやろう。
しかし、それらの願いを現実にするには1つ条件がある。
あんたは俺とこれから朝までSEXする必要があるんだが」
「それで願いが現実になるなら、お安いご用よ」
「よし、じゃあ商談成立ってことで早速....」
桂文朝の噺、「平林」(ひらばやし)より
「定吉(さだきち)や。 定吉。」
「はーい。 えー、何ですか、旦那様」。
「あー、お前、済まないけどもな、この手紙をなぁ、橋を渡った平河町(ひらかわちょう)の平林(ひらばやし)さんのとこへ 届けておくれ」。
「あっ、そうですか、分かりました。今、私、お風呂沸かす番なんです。もうすぐ沸きますので沸いたら行ってきます」。
「あー、そうか、そうか。お前がお風呂番だったか。ご苦労だったな。それは、他の者に見させておくから。急ぎだから、その手紙を先に届けてきておくれ」。
「あー、そうですか、分かりました。じゃあ、行ってきます。この手紙何処に届けるんですか?」
「だから、平河町の平林さん」。
「あ、分かりました。お風呂の方はお願いしましたよ。グラグラ煮え立って、後からうめると奥様に怒られるんです。よく言って置いてくださいよ」。
「お前の粗相にならないようにしておくよ。早く行ってきな」。
「え~、旦那、これどこに届けるんですか」。
「先っきから、平河町の平林さんと言っているだろう。お前はどうしてそう忘れっぽいんだ。そうだ、忘れたら、手紙の表に名前が書いてあるだろ、それを読めば良い」。
「それが、まるで、字が読めないんですよ」。
「しょうが無いな。それでは、他のことを考えないで、ず~っと平林さん、平林さんと、口の中で言って行きな」。
「分かりました。旦那は頭が良いな」。
「気をつけて、行ってきな」。
口の中で「平林さん、平林さん」と言いながら歩いていると、お巡りさんに呼び止められて、「ちゃんと信号を見て渡らなければいけない。信号は赤になったら渡ってはいけない。赤止まりの青歩き」と注意をされてしまった。
「赤止まりの青歩き、・・・?、ん?」気づいた時には宛名の読み方を忘れてしまった。
困って、ちょうど通りかかった人に読んでもらうと「タイラバヤシだろ」と教えてくれた。
声に出してみると、どうも違うような気がして、別な人を捕まえて聞いてみると「ヒラリンでしょ」。
また違うような気がして、通りかかった老人に聞いてみると「イチハチジュウノモクモクじゃ」。
これも違うような気がして、たばこ屋さんで聞いてみると「字が読めない。それでは字に色気を付けて読む、ヒトツトヤッツデトッキッキ」。
どれも合っているように思えず、これ以上聞くのも面倒だからと、教えられた名前を全部つなげて怒鳴ることにした。
「タイラバヤシかヒラリンか、イチハチジュウノモクモク、ヒトツトヤッツデトッキッキ」、節が付いてきた。
「♪タイラバヤシかヒラリンか、イチハチジュウノモクモク、ヒトツトヤッツデトッキッキ」、怒鳴っているうちに、あっという間に人が集まってきた。
「源さん、向こうから歩いてくるのは、伊勢屋の定吉じゃないか。定吉どうした」。
泣きべそかきながら「♪タイラバヤシかヒラリンか、イチハチジュウノモクモク、ヒトツトヤッツデトッキッキ」
「何をやっているんだ。どうしたんだ。お使いに行って、行き先が分からなくなっちゃった。しょうがないな。その手紙はどこに届けるんだ」。
「ヒラバヤシさんとこです」。