先生のお言葉

浅井成海先生の、ご往生の報に接し

いまはただお念仏申し上げます。



昨日。



四国から帰った、若院から聞き

また仲間より、メールで連絡をもらいました。




本願寺派の、偉大な先生でありました。





実家の母、母の弟、若院、わたし、わたしの弟・・・

たくさんの者が、先生よりご指導を賜りました。




わたしは、先生からのご指導は

伝道院（布教の勉強をする過程）でいただきました。





先生不幸なことに

過酷な日々の疲れが、蓄積していた私は





授業中、眠るつもりはなくても

気絶するように、落ちてしまう時が度々。





浅井先生の授業中も、ストンと眠りに落ちてしまい、、





それにも関わらず、


授業の終わり頃に、目覚めた私は





先生の、なにか質問ありませんか？のお尋ねに

生意気にも






「分別の世界に生きる者が、無分別の世界を語るには

どうしたら良いのですか？」





と問わせていただきました。




人間が、真実真理を、阿弥陀様を語ることは

不可能なんじゃないかという疑問が






わたしの中に、渦巻いていたからです。





先生は、少し考えられた後に

「・・・個性ですね、、」とお答え下さいました。






個性？？と、その意味もわからない私は

失礼なことに、どこか腑に落ちない気持ちでいました。






でも今。





わたしの、いただいている所で

わたしの、味わわせていただいている所を





精一杯、全力で、本気で

伝えようとする事が大切であること




そして、そんな至らない、わたしをも

肯定してくださる





分別の世界に生きるわたし達、人間を


みんな

まるごと肯定して下さる、先生のお言葉だったのかなと





想像させていただく事です。





いまお浄土に参られて、仏様となられた先生が





すでに、わたしの周りで、あらゆる命の周りで

はたらいて下さっていることを、また思えば






退屈などという、もったいない生き方をしていたくないし

わたしにできる事を、全力でやらせていただきたいという






強い思いが、わたしの中に芽生えてきます。


なんまんだぶつ。