監督 スパイク・ジョーンズ
鬼才スパイク・ジョーンズ監督の『かいじゅうたちのいるところ』以来4年ぶりの長編作は、ホアキン・フェニックスを主演に迎え、人工知能の女性にひかれていく男の姿を描くラブストーリー。
物語のカギを握るキャラクターで、主人公を魅了する最新型人工知能サマンサの声を担当するのは・・・・・・。
妻との離婚を機にふさぎこんでしまった主人公が、偶然出会ったPCのOSに恋をし、恋愛関係に発展していくという、何だかイカれたキモイやつのお話・・・・・・って言ってしまえば簡単なんでけど、そんな単純な話じゃないんだよね。
きっと多くの人には理解し難い内容なのかも知れないけど、人間弱っていたら寄り所としてPCだろうがなんだろうが気持ちを寄せてしまうんじゃないでしょうか?
自分を客観的に見ても、いわゆるオタクって感じでもないと思うし、二次元世界にハマっている人間でもないと思うんだけど、人生を半分投げ捨てかけていた20代初期から半ばにかけての自分なら完全にありえるなって思っちゃいました
なんならダブって見えちゃって、目頭熱くなっちゃってるし
スパイク・ジョーンズ監督の映画って、ちょっととっつき難い映画が多かったりするし、今作もそんな感じが漂ってるような気がするんだけど。。。。。。。
とにかく、面倒くさい映画が得意ではない方は、それなりに覚悟をして見れば面白さを発見できるんじゃないでしょうか。
少し長くて、単調な映画ですが、個人的にはお勧めしたい映画の一本です。