監督 マリア・シュラーダー
ドイツ・ベルリンのペルガモン博物館で働く学者アルマ(マレン・エッゲルト)は研究資金を得るため、とある企業の極秘実験に参加する。彼女の前に現れた美青年のトム(ダン・スティーヴンス)は、全ドイツ女性の恋愛データだけでなく、アルマの性格や好みに完璧に合うよう設計された高性能AIアンドロイドだった。トムはAIがはじき出すデータを駆使し、つらい過去から恋愛を遠ざけてきたアルマにアプローチを仕掛けていく。
私はこれを種の冒涜と考える派ですね。
しかし、劇中に出てくる恋愛ベタでとうに子孫を残す事も諦めている様な男性は、このままの人生で死んでいくにはとても哀しい。。。。
それで人生が華やぐのであれば、必要悪として存在しても私には何も言えない。
主人公の父親の様な場合はどうだろう・・・・・。
認知症がある父親を一人暮らしさせなければいけない状況であれば、そこにアンドロイドが存在していてもいいとは思う。
しかしその相手に誰かが恋愛感情を持ってしまったらどうだろう・・・・。
結局そこに行き着いてしまうのだ。
アンドロイドとのSEXに心と体を満たしてしまう、そして翌朝彼の為に完璧なゆで卵を作ろうとしている彼女はふと気付く。
そう、彼はアンドロイドなのだ。。。。。。
彼に食事は必要ないし、きっとマズくても美味しいと言って食べてくれる。
ここに問題があるのだ。
クローンなら、アンドロイドなら、過去にはOSなら(HER世界で一つの彼女)というのもありました。
でもやっぱりこれは認めるわけにはいかないんだろうな。。。。
じゃあ同性愛はどうなるのかという話はまた今度