ハラボジの履歴書

祖父が日本に渡って来なければならなかった物語を記憶に基づき
在日100年が過ぎようとしているいま書き留めておく。

山古志の9月

2008年09月06日 | Weblog
 今、山古志では、今年5月に産卵孵化した錦鯉の稚魚が約15センチほどに成長し、野池で育てられており、10月ごろに引き上げられ選別の作業に入る最も忙しい時期でもある。
ここ、山古志虫亀の丸重養鯉場の田中重雄さんのところでも、その作業が行われている。
4年前の地震のとき田中さんは半壊していた住宅がその年大雪が降り、全村避難のため、村に入れずして除雪が出来なく、家屋と、養鯉場が全壊する被災を受けた。
一時は養鯉業をあきらめかけたが、息子二人があとを継ぐとの事で、もう一度復活の道を選んだ。
まだまだ震災前の状況にはいたらないにせよ、長男が2年前結婚し、今年は初孫もうまれ、親子4代に渡っての跡継ぎも出来、確実に復興への希望への道が開けたようだ。