ハラボジの履歴書

祖父が日本に渡って来なければならなかった物語を記憶に基づき
在日100年が過ぎようとしているいま書き留めておく。

イラン・アフガン紀行

2008年09月25日 | Weblog
 早朝にも関わらず、酒が残っていたせいか少し興奮気味でこの新聞の記事に出ている、イラン北西部地震になにか出来ることがないかとの思いもあったが、悶々と自分のことばかりで悩んでいた域から脱したいとの思いも左右したのだろう。

「ソンギル、起きてるか」。「先輩、こんな早く、どうしたんですか」。
「今日の朝刊見たか、イランで地震や」。
「知ってます」。

「お前のとこのNPOで何か支援活動はやらんのか」。

「こういう、海外の支援活動は、被災地協働センターの村井さんが既に活動開始しているはずなんで、連絡してみてください」。

「分かった、連絡してみる」。
早速、ソンギル(金宣吉)の指示通りNGO活動を展開している、兵庫区にある村井さんに連絡を取ったが、電話が話中ばかりで一向につながらない。
 
これは行く方が早いと思い須磨の事務所からバイクに乗って向かった。
まだ、酒が全身をかけめぐり、ひどい二日酔いの状態も、いつしかイランの地震の支援をやるぞと、いつしか自分が月光仮面のような気持ちになり、朝の渋滞の道を車の間をすり抜け、普通なら30分はかかる道を10分で村井さんの事務所に到着し手しまった。


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