ハラボジの履歴書

祖父が日本に渡って来なければならなかった物語を記憶に基づき
在日100年が過ぎようとしているいま書き留めておく。

神戸映画資料館のこと

2008年09月15日 | Weblog
 
 2年前、震災で被災を受け、再開発が行われた新長田。大正筋商店街の入り口に神戸映画資料館がある。意外と地元の人たちは知らないが、38名のミニシアターと映画の資料など映画ファンにとっては、充実した内容で、世界の名作が日夜上映されており、文化発信の拠点といっても過言ではなく、運営は地元NPOが行っていてる。
 
この再開発地域は震災後、国内でも最高額の2700億が投じられ、震災から13年を経た今も未だ工事が行われて、新しいビルの建設が行われているが、それに見合う人口と街の力はともなわずして、
 
空き店舗と、シャッターばかりが目立つ商店街になり、今後数年を経ても人の活気が見られるのはおそらく見込みはないものと思われ、神戸市の行政の無策を露呈するには格好の地域として有名な場所でんもあるが、今この状況は神戸のみならずし、日本全体がかかえる街の状況とも言える。

 そんな中に、こういった改めて過去を見直せる文化発信の拠点があるのは少しでも救いだ。