ハラボジの履歴書

祖父が日本に渡って来なければならなかった物語を記憶に基づき
在日100年が過ぎようとしているいま書き留めておく。

1周年近づく被災地の今

2012年01月19日 | Weblog
 報道で見る限り、東北の復興はまさにこれからで、とりあえずは避難した状況
にあるだけだ。
やはり、高齢者が多く、今後の住宅再建にあって、建設場所、用地の確保が優先
されるのだが、被災の規模があまりにも大きく、街全体をこれからあらたに
最初から作っていくといったところからはじめていくわけであるのだが、
まず、自治体に予算がない、そして国も金がない、阪神大震災では一部、復興事業が
特需と一時的になった節もみられたが、このたびは、逆に、大手企業の工場への
被害で損害が大きく、地元から企業の撤退などがむしろ相次いで、さらに景気を
逼迫させているのが、現状にある。

 一時期、景気が悪くなれば戦争をすればよいなどの言葉があり、
災害を受けるのはよくないが、その復興への取り組みから仕事が出てくるとの
想定はいまやできることはない。

 いずれにせよ、復興には金がいる。
経済の低迷、今日本は多額の借金がおおきくのしかかり、先行きの見通しが
付かない状況にある。

 これといった打つ手は見当たらないなか、結果、国民同士の絆を深く築き
この時代の波を越えていく以外道がなさそうでもある。