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物忘れ防止のためのメモ

物忘れの激しい猫のための備忘録

20200919-23 関東(上総・下総・安房)蛟蝄神社・圓城寺

2020-10-01 | 行った所

曇ってはいるがまだ降り出してはいない。
木下(きおろし)という古くからの印西の中心地だったらしい地区を通って利根を渡る。名前からして水運をつかった木材の集散地だったのだろう。利根を渡ると茨城県だ。平地が広がる。丘陵地帯ではない。


利根親水公園と云うのがあったので寄ってみる。蓮池があった。

蛟蝄(こうもう)神社、蛟蝄とはミズチの事だそうだ、即ち水神。
小高い、荘境の目印か、相馬御厨の東端になるそうだ。


階段上から見下ろすと樹木越しに平野が見渡される。

千葉常胤の父の代に伊勢神宮に寄進され立荘されたはずが、平治の乱後、いろいろあって、千葉氏はこの荘園の権益の大半を失う。

若草橋を渡り、千葉県に戻る。二百円、有料の橋だ。

印旛沼の周りを走るつもりが道がよくわからなかった。
成田を経由し佐倉に入る。結構遠い。

円城寺という寺の址を探すのだが、すんなりとは見つからない。小高い住宅地の中にあった。

円城寺は日胤の菩提を弔うため千葉常胤が建てたという。日胤は常胤の息子だ。園城寺の律成房日胤、以仁王の乱のときの主戦派の一人だ。以仁王と日・場所を共に死んでいる。

中心にある樹は槇だ。この案内板は1973年になっている。少なくともこの時には檀家があったことになる。

樹齢推定650年と云うのは鎌倉末期か、樹は雷にやられたか上部がなくなっている。

古い墓石が集められている。五輪塔はかなり古そうだ。

石仏は新しそうに見えたが、一つ享保の年号が見えた。


20200919-23 関東(上総・下総・安房)高塚八幡

2020-10-01 | 行った所

8時出発、小田原過ぎて日差しがなくなる。
品川から京急線乗換、京急と言っても都内は浅草線の地下鉄でそれから京成線だ。
千葉ニュータウン中央は乗り降りの人の多い駅だ。近くのホテルで連れと落ち合い、松戸方面に向かう。

ニュータウン然としたところを抜けると、丘陵を曲がりかねって走る田舎道だ。田圃はなく畠だ、雑木林や竹林も残る。片側1車線づつの道なのだが、道路のキャパに対し車の量があまりにも多い。信号も多く、その度に1度の信号待ち時間ではすまない。
梨の栽培農家が多く、直売所が道沿い至る所にある。梨街道だそうだ。


松戸市高塚新田に八幡神社があり、

松下邦夫と云う人の「松戸の歴史案内」によればイケヅキの墓の伝承があるらしい。イケヅキ自身が伝説の馬であろうが、行ってみたかったのだ。
八幡神社は梨香台と言う大きな団地の裏にあった。確かに小高い高塚で古墳を疑っていたがそうではないらしい。
残念ながらいけづきを示す物は何もなかった。猫は四匹いた。団地でも二匹見かけたが良い思いをしていないのか、警戒心が強かった。

 狛犬が変わっていてかわいかった、仔犬付きだ。


引き返す。往時よりは速かった。