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ロスチャイルド財閥-165 ロスチャイルドと日本の最初の接点

2023-01-15 02:07:19 | 国際政治・財閥


ロスチャイルド、ペリー、オーガストベルモントの相関図


ペリーの航路


日米和親条約締結を祝い、旗艦ポーハタン後部甲板上で行われた晩餐会



1853年(受験生は、嫌でござんすペリーさんで年号を覚えましょう)にアメリカからペリー提督が来航し、日本は開校しますが、実は彼はロスチャイルドの代理人です。 

1845年2月、ペリー来航の8年前ですが、アメリカ下院の特別委員会の委員長ブラットが、ある決議案をアメリカ議会に提出しました。 

内容は、「アメリカの通商の伸長に向けて、我が国の農業及び製造業がつながっている以上、合衆国の全般的利益にとって重要であるため、日本帝国および朝鮮王国と通商協定を遂げるべく、直ちに措置が講じられるようここに勧告するものである」。

これは、パーマーという弁護士兼ロスチャイルド家の代理人が、プラット委員長を使って、アメリカの議会に決議案を出させたのです。 

「アメリカが日本開国を国策とするように、アメリカ政府は日本の開国に向けて動くように」という決議案を、ロスチャイルド家が代理人を使ってアメリカ議会に働きかけ多という事です。 



阿片戦争は、イギリスと清(中国)の間で1839年9月4日から1842年8月29日の2年間にわたって行われた戦争ですが、ロスチャイルドがアメリカを使って日本を開港させようとしたのは、その直後ということになります。 ご存じ、阿片戦争の主役はサッスーン財閥、ジャーディン・マセソン財閥、およびどちらとも親戚関係になるロスチャイルド財閥です。



・ロスチャイルド財閥ー20  上海・阿片王サッスーンhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/9ad7cddadc133bc0a51ef005d45fa776

・【300人委員会シリーズ⑦】サッスーン一族
https://www.youtube.com/watch?v=hwGOIS-n17Y

 




清(中国)から奪えるものはすべて奪った大英帝国と、この帝国を操るロスチャイルドをはじめとする阿片商人たちは、次に日本を狙ったのです。 教科書では教えてくれませんが、日英修好通商条約、日米修好通商条約では、日本はある一定量のまでの阿片取引を認めることが明記されています。 英米にあこがれを持ち、仲良くしたいと言っている場合じゃないのです。


ご存じ、ヨーロッパ列強は、スペインとポルトガルがはアジアに進出し、中国のマカオはポルトガルが、フィリピンはスペインがフィリピンを植民地にしています。 また伊達政宗はハニトラでスペインが篭絡(日本で初めてヨーロッパ女性の妾をもった人物として有名ですね)。 

豊臣勢のバックにはスペインが、徳川勢のバックにはオランダがついて、大阪冬の陣・夏の陣は、スペインとオランダの代理戦争でした。 実は豊臣勢は大阪城で、スペインの銃で徳川勢を蹴散らしています。 しかし、カトリックvsプロテスタントの宗教戦争(30年戦争)が起こり、プロテスタント側の勝利。

そしてオランダが遠くに弾を飛ばせる大砲を発明し、徳川は豊臣勢が手の届かないところから大阪城に大砲で打ち込み、豊臣勢終了、徳川の天下となりました。

 

これにより中世ヨーロッパを500年間支配してきたハプスブルグ帝国(神聖ローマ手帝国)をウェストファリア条約で、多くの小さなプロテエスタントの国家が誕生しました。 オランダも元々はスペインの領土でしたが、この宗教戦争のお陰で独立したのです。

オランダの次にイギリスが台頭し、両者は東インド会社アジア利権の獲得競争を演じます。 戦争はお金がかかります。 その資金を供給していたのが、ユダヤ人の金貸しです。 まず第一弾は西ローマ帝国が滅亡した時。ローマ帝国の貴族やユダヤ人金貸しの一部は、イタリアのベネチアに移動しました。 


・【300人委員会シリーズ③】イギリス東インド会社
https://www.youtube.com/watch?v=nyYMkuhWOck



そしてイスラム諸国と香辛料など地中海ビジネスで大儲けし、次にスペイン・ハプスブルグ帝国は大西洋に乗り出します。太陽が沈まない帝国・スぺインの王様はハプスブルグ家のカール5世です。  

そしてコロンブスのアメリカ大陸発見。(もともとは縄文人が1万年以上前にアメリカに移動し、インカ帝国も作っていたのですが・・・)、まあ、西洋史観ではヨーロッパ人が最初にアメリカ大陸発見としているのでしょう。

カステラは、元々スペインのカステリア王国の名産。 アメリカ大陸からコロンブスがカカオ・砂糖(チョコレートの原料)を持ち帰り、ハプスブルグ帝国のウィーンで世界発のチョコレートケーキ(ザッハ・トルテ)が生まれました。

このユダヤ人金貸しが『ヴェネチアの黒い貴族』と呼ばれる人たちで、巨額の資金を持っており、今日のオランダ・イギリス・アメリカと世界を影で金融支配している勢力です。いうまでもなく、ロスチャイルドも『ヴェネチアの黒い貴族』のリーダー的存在です。

そして、FRB創設に暗躍した、ドイツのハノーバーにあるユダヤ系ウオーバーグ商会(財閥)もヴェネチアの黒い貴族です。


・ロスチャイルド財閥ー61 M・M・ウォーバーグ商会https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/8f6969287ac42e2d906b9e4a632e112e

・ロスチャイルド財閥ー59 ジキル島の秘密会議https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/3900d492b7661d431cb79fea2e7f343d

 

・ロスチャイルド財閥ー85 ヴェネチアの黒い貴族: 人類史絶対勝者のルーツhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/ee17d9c2af99e8fb646a1c44d6e8e129

・【世界権力シリーズ】 ベネチアの黒い貴族 デル・バンコ一族https://www.youtube.com/watch?v=KI38_9MqJvo




江戸時代の初期頃から、オランダ東インド会社、イギリス東インド会社を創りアジアに進出。台湾はオランダの植民地にされ、インドネシアもオランダの植民地にされました。 実は、インドネシアに関しては、オランダ東インド会社とイギリス東インド会社が激しく利権を争い、両東インド会社間で戦争をしていました。

インドネシアは、一時、イギリスの植民地であった時代もありました。

そして狡猾というか頭の良いイギリスは、話し合いでインドネシアを諦める代わりに、シンガポールをイギリスの植民地とすることをオランダに認めさせました。 中国・日本を最初から狙っていたのです。 ヨーロッパからインド、マレー半島を通って次は豊かな中国(清)を狙うのは、当然でその次は日本です。


日本にとってラッキーだったのは、アメリカは、江戸末期には南北戦争(1861年4月12日 – 1865年4月9日)で忙しく日本を侵略しに来る暇はありませんでした。 しかし、南北戦争が終わり、大量の武器が在庫となってしまい、上海に流れ込み、ユダヤ系商社ジャーディン・マセソン(ロスチャイルドと親戚)商会が販売します。 ジャーディン商会に勤めていたのがグラバーで彼は長崎で独立しグラバー商会設立。 


・ロスチャイルド財閥ー26 南北戦争https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/72efc2313bac4357d3a555337133143b



坂本龍馬を通じて維新軍にジャーディンマセソン商会(財閥)から取り寄せた戦艦・大砲・銃・弾丸・弾薬を進軍に売りさばき、明治維新は達成されました。 なんで尊王攘夷と騒いでいた、薩長土佐の下層階級の連中・仮想武士が親イギリス・ヨーロッパやねん? と誰もが思いますが、江戸末期の世界覇権は大英帝国vsロシア帝国。 


・ロスチャイルド財閥ー27 幕末・明治維新https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/2355a3b6e6b91eda6703f158d91a9b83



この2つの帝国のグレートゲームがぶつかり合ったのが日本ということです。 狡猾なイギリスは内乱で徳川を潰し、大英帝国の傀儡政権(薩長土佐)をつくり、大英帝国の代理人として日本にロシアと戦わせたのです。 そして日露戦争では日本の戦死者9万人。 イギリスの死傷者ゼロ。

貧乏国だった日本はロシアと戦う戦費をもっていなかったので、クーン・ローブ商会(CEOのユダヤ人、ジェイコブ・シフはフランクフルトのゲットー時代からロスチャイルドと親戚)、そしてロスチャイルド・ロンドン家、パリ家から巨額の借金(戦争公債を買ってもらった)。 

ちなみにクーン・ローブ商会とは、日本の大銀行が何社も合わせたくらいの巨額の資金力を持ち、ロックフェラー財閥を指導・支援して育てた商会・銀行です。


そして日清日露と戦争ばかりしては、巨額の軍事兵器(ロスチャイルドGrのアームストロング社とビカース社)を大量に買わされ、借金が完済できたのは、日本がバブルで沸く1980年代の後半。 これが明治維新と日新・日露戦争の真実です。 ちなみに日露戦争で大活躍した戦艦三笠もビッカース社製です。



・ロスチャイルド財閥ー48 ロシア南下と日英同盟https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/c71dae618b77830471a5bc5b3e9763ea

・ロスチャイルド財閥ー51 日露戦争https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/5386bf54325637286f20e225254b974d

 

結局、本当に勝利者は狡猾な大英帝国とロスチャイド。 ロスチャイルドのマネーゲームだったのです。





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