河野太郎デジタル相は11日、X(旧ツイッター)で大学入学共通テストについて、「一発勝負をやめませんか」と投稿した。首相になれば年1回実施の現行方式をやめる意向を示した。
「年に何回も受験するチャンスがあってもよいのではないか。その中で一番よくできた点数で評価してもらってもよいのではないか」と記した。
試験当日の体調不良や天候、交通機関の遅延などによる動揺で本来の力が発揮できないことなどを理由にあげた。「運が悪かったでは片づけられない」と指摘した。
大学入試センターは共通テスト本試験の後に追試験を実施している。疾病・負傷、試験会場に向かう途中の事故などやむを得ない事情がある場合に限り受験できる。
河野氏は試験科目についても「本当にそんなたくさんの科目のテストが必要か」と提起した。「試験のために勉強するのか。
大学受験には関係ないが面白いから学んでみるではいけないのか」と訴えた。
日経記事2024.09.11より引用
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今の日本の教育制度は、有名中学―有名高校―有名大学と就職が緊密になりすぎていることである。 本来、教育は興味のあることを伸ばしてやり、就職とは切り離して考えるべきである。
社会人になってから学ぶことも多い。 河野大臣の言うとおりであるが、ここまで文科省ー予備校によりつくられた偏差値制度をなくすのは並大抵のことではないと思うが、賛成する。
親子共に少しでも良い偏差値の学校に行きたい気持ちは分かりますが、高校・大学の偏差値とは合格ラインのぎりぎりの値であります。 すなわち、入学した高校・大学の最底辺を比べるにはある程度有効ですが、偏差値の低い大学の学生の方が偏差値の高い高校・大学生より優秀で、実際に入学している高校生・大学生はピンからキリまでいます。
日本のTopレベルは、東大理Ⅲ、京大医学部、慶応医学部ですが、偏差値は変わりません。 あくまでも最底辺の値ですから。 しかし、実態・社会に出てからの評価は圧倒的に、東大理Ⅲ>>京大医学部>>慶応医学部。 TV番組の頭脳王を見てもその傾向は明らかであり、天才しか入れないMENSAでは東大理Ⅲにいっておれば、ほぼ全員天才と認めていますが、京大医学、慶応医学部ではMENSA無試験で天才と認定してくれません。
実態は、東大理Ⅲの最底辺より、京大医学部、慶応医学部に入学している学生のほうが優秀なケースがあります。 しかし、東大理Ⅲの中から上位では、圧倒的に京大医学部、慶応医部の学生より超優秀なのは事実。
ただ、言いたいのは、世界的に半世紀前から医学部ブームで、理工系や文科系よりはるかに難関。 医学部以外なら、地方の国公立大学や私立大学の方が東大、京大、帝国大学の医学部以外の学生の方が優秀であるのも事実。
だから、東大出ているから天才と言うのは大間違い。東大の卒業生は毎年3000人以上いて、今では数えきれないくらいの東大卒の人材は社会に腐るほどいます。
偏差値教育は、一見便利ですが、間違いです。ばかばかしい限りです。 勉強は社会人になってからでも遅くはありません。 特に文系は。