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ブリュッセル駐在、家族に語学研修義務 仏語の負担重く  RJ 人気記事ご紹介

2024-04-22 13:08:09 | 自己紹介


ブリュッセルで仏語を学ぶ際に使うテキスト。初学者の負担は大きい

 

ベルギーのブリュッセルに住み始めた外国人に課される語学学習プログラムが、日本人ら外国人駐在員の家族の大きな負担となっている。

配偶者は現地の主要言語であるフランス語かオランダ語を学ぶことを強制され、育児や家事との両立に悩むケースが増える。日本など外国政府も動き出したが、解決の糸口は見えない。

 

「いったい何をしにベルギーに来たのか」。日本の大手企業駐在員の妻はこう吐露する。

最近まで幼い子ども3人の学校や習い事への送迎(ベルギーでは親の義務)や家事をこなしながら、週2回のペースで仏語学校に通った。

 

先生は他の言葉を使わず仏語だけで教えるので、初学者には大変だ。最終的にはテストに合格し「A2」レベル(仏検準2級相当)に達する必要があり、ハードルは高い。

子どもが熱を出せば休まねばならない。この女性は家で子どもを寝かしつけた後、眠い目をこすりながら学校の復習や試験勉強をした。「育児と家事に追われて語学に割く時間もままならず、全てが中途半端で自己嫌悪に陥った」という。

 

欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)の本部があり、トヨタ自動車ダイキン工業など日本の大手企業も多く拠点を構えるブリュッセル。欧州屈指の国際都市が2022年6月以降の新規滞在者に課したのがこの研修だ。

外国人の駐在員自身は就業しているため適用されないが、配偶者が対象となる。滞在許可証を得てから6カ月以内に担当する機関に登録し、そこから18カ月以内に仏語かオランダ語の研修を終わらせる必要がある。

 

当局は「無料の歓迎プログラム」とうたうが、無料の語学学校のカリキュラムが生活リズムとあわず有料の学校に通う配偶者も多い。

語学習得後、この言語を用いてさらにベルギーの歴史などを学ぶ計50時間の講習もある。こうした義務を怠った場合、最大2500ユーロ(約41万円)の罰金が科される可能性がある。

 

欧州各国は移民・難民の増加で、現地の言語を話せない人たちをいかに社会に統合していくかという課題に直面する。

そのためのプログラムを数年間しか滞在しないことが多い駐在員の配偶者まで義務にしたのだ。

 

ベルギーのブリュッセルに住み始めた外国人に課される語学学習プログラムが、日本人ら外国人駐在員の家族の大きな負担となっている。配偶者は現地の主要言語であるフランス語かオランダ語を学ぶことを強制され、育児や家事との両立に悩むケースが増える。日本など外国政府も動き出したが、解決の糸口は見えない。

「いったい何をしにベルギーに来たのか」。日本の大手企業駐在員の妻はこう吐露する。

最近まで幼い子ども3人の学校や習い事への送迎(ベルギーでは親の義務)や家事をこなしながら、週2回のペースで仏語学校に通った。先生は他の言葉を使わず仏語だけで教えるので、初学者には大変だ。最終的にはテストに合格し「A2」レベル(仏検準2級相当)に達する必要があり、ハードルは高い。

子どもが熱を出せば休まねばならない。この女性は家で子どもを寝かしつけた後、眠い目をこすりながら学校の復習や試験勉強をした。「育児と家事に追われて語学に割く時間もままならず、全てが中途半端で自己嫌悪に陥った」という。

欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)の本部があり、トヨタ自動車ダイキン工業など日本の大手企業も多く拠点を構えるブリュッセル。欧州屈指の国際都市が2022年6月以降の新規滞在者に課したのがこの研修だ。

外国人の駐在員自身は就業しているため適用されないが、配偶者が対象となる。滞在許可証を得てから6カ月以内に担当する機関に登録し、そこから18カ月以内に仏語かオランダ語の研修を終わらせる必要がある。

当局は「無料の歓迎プログラム」とうたうが、無料の語学学校のカリキュラムが生活リズムとあわず有料の学校に通う配偶者も多い。語学習得後、この言語を用いてさらにベルギーの歴史などを学ぶ計50時間の講習もある。こうした義務を怠った場合、最大2500ユーロ(約41万円)の罰金が科される可能性がある。

欧州各国は移民・難民の増加で、現地の言語を話せない人たちをいかに社会に統合していくかという課題に直面する。そのためのプログラムを数年間しか滞在しないことが多い駐在員の配偶者まで義務にしたのだ。

 


ブリュッセルの語学研修担当機関「BAPA」。面接官から義務を説明されるが、交渉の余地は少ない

 

フランス留学経験のある筆者は、語学研修の担当機関「BAPA」での日本人女性2人の面談に、仏語の通訳として同席した。

「育児や家事との両立は難しい。『A1』(仏検3級程度)レベルで研修を終えられないか」。

 

こう尋ねると面接官は「駄目だ。例外は認めない。両立はできる」。とりつくしまもない。面談後、ストレスのあまり号泣した女性もいる。

以前に「『A1』でよい」との認識を示していた居住自治体の担当者に確認しようとしたところ、別の職員が応対し「その担当者は休職中。引き継ぎも何もなく分からない」。ビューロクラシー(官僚主義)が横行し、配偶者たちの悩みに誰も向き合おうとしない。

 

在ベルギーの日本大使館も問題に気づき、対応を模索するが解決策はまだない。ベルギーは自治体の裁量が大きく、それぞれで研修制度の運用が異なる。

どの窓口を通して何を要望すべきか、日本政府の担当者も攻めあぐねている。

 

子どもをブリュッセルの日本人学校に通わせる場合、PTA活動への参加も求められ負担はさらに増える。心身のバランスを崩す配偶者も出てきており、日本企業も対策を検討し始めた。「仮に罰金が科されても企業側が負担するので、無理して通わなくてよい」。そうした方針の企業も出てきた。

配偶者のなかには「仏語を勉強できる機会なんてそうない。たくさん通いたい」という意見もあるが、「もう日本に帰りたい」「こんな制度があると知っていたら、帯同を希望しなかった」といった悲痛な声は多い。駐在員本人のライフプランに関わる問題でもある。

(ブリュッセル=辻隆史)

 

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日経記事2024.04.22より引用

 

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私の場合、ドイツ本社のグローバル企業にスカウトされてDirectorとして欧州勤務していましたが、勤務地がオーストリアだったので、やはり同じように語学の試験がありました。 簡単な試験ですが不合格の場合は国外退去です。

どうも、貧しい東欧の国と接しているので、単純労働でやって来た怪しげな人たちを受け入れないようにする目的だったようです。

EUはシェンゲン条約があり、一度入国するとVISAなしで他のEUの国にも自由に行き来できるので、特にアフリカ系難民や同じヨーロッパの国でも厳しい?(試験は簡単ですが)制限があります。

 

会社の人事からは、お前は国にとってって重要な人物(技術者)という位置づけで、国に登録しているから試験を受けなくても問題ないよと言われましたが、100%信じ切れず久々に大学受験モードで勉強しました。 

何点取らなきゃダメという基準もなく(教えてくれなかった)ので、これは100点目指すしかないと思いドイツ語の勉強しました。 但し、ドイツのドイツ語とオーストリアのドイツ語は単語など違う場合があるので少し苦労しましたが。

 

結果は、ほぼ200点で、1問だけ不正解でした。 何を間違ったかというと、文法・単語は100点ですが、スーパーでバナナ1房はいくらか?オーストリアドイツ語での問題があり、単価を間違っていて不正解です。

スーパーでも違うだろうし、1房と言ってもバナナの大きさや本数・産地によっても違うだろ!と思いましたが、言っても仕方ないので1問不正解で受け入れました。

欧米の試験ではTOEFLもそうですが、文法・単語以外でも現地に順応すべくこのような問題が出ます。

結局、今でも何点取らなきゃいけなかったのかは謎のままです。 結構いい加減。

 

 

私Renaissancejapanの場合、日本を出発するとき、多くの人に送別会をしてもらったので、試験に落ちていきなり国外退去というのは、あまりに恥ずかしいので当時はプレッシャーがありました。

しかし、試験は滅茶苦茶簡単です。 よほどひどくない限りは認めようというのは見え見えですので、ご安心を。 いうまでもなく、問題は全てオーストリアドイツ語ですが、現地で語学学校に1ケ月も行けば、合格できるレベルです。

 

欧州の場合、社会保障が十分整っていて、幼稚園から大学院博士課程までの学費、医療費は無料です。 語学学校の場合は週3回で1ケ月5000円くらいで、日本よりはるかに安いです。留学生でもそうです。

だから日本の大学に行くより欧州の大学に行く方がはるかに親孝行ですし、なにせ景色・建物がきれいで、文化も豊かでオペラやクラシック音楽のコンサートも、日本では数万円取られますが約1/10くらいで楽しめます。 また中世の美しい建物の市役所の中庭では夏になると1ケ月位、無料でコンサートやオペラを楽しめます。

 

欧州の場合、学校の90%は国公立ですが、私立の場合はアメリカのように滅茶苦茶高額です。

 

語学学校では、ポーランド、スロべニア、スロバキア、アルメニア、クロアチア、トルコなど何故か若い女性が多かったです。 いろんな人を自宅に招きましたが、ポーランドの女の子がザワーミルクに野菜が入った手料理をもってきてくれましたが、珍しくて、おいしかったのを思いだしました。 ザワーミルクを使った料理は日本では見ないですよね。 機会があればぜひ食べてみて下さい。

 

(参考)

・自己紹介
https://blog.goo.ne.jp/admin/entries?ymd=&category_id=863afcc284ad7e9435b8d005d847a1ec#block1

 ・オーストリア(Graz)で住んでいた家の紹介
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/5a08de0805a7087660975e79f495b2ed

・オーストリアに住んでいた頃の街 Graz(グラーツ)https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/6dbe17a3aa9ced46f65ef97a2d972db5

 

住んでいた家や街の写真を多く紹介しています。

 

 

 

                                     以上

 

PS.

Renaissancejapanの自己紹介記事一覧

https://blog.goo.ne.jp/admin/entries?ymd=&category_id=863afcc284ad7e9435b8d005d847a1ec#block1

 

 

 

 
 
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