UFOと宇宙人の問題には、二つの大きな謎がある。一つには何故宇宙人が地球人に似ているのかという事、もう一つは何故宇宙人が数ある星の中から地球を選んでやって来るのか?ということであり更には巨大な宇宙の距離と時間のスケールで考えた時そんな事が可能なのかという疑問である。例えば、人類に於いて自分たちでさえ太陽系の中に存在が確実だとされている新惑星を探しだすことが出来ない、即ち第10番目の惑星の存在の検出も出来ないでいるのである。恐らく第10番目の惑星までの距離は巨大なものかも知れないが、一番身近な恒星であるα(アルファ)ケンタウルの4.3光年の距離に比べたらほぼゼロに等しい。さてこのような距離において宇宙人が確実に地球に接近してるという事になれば、どの様な方法でこれが可能なのかという事になる。観測技術の面からでも、地球型惑星即ち高等人類の発現している星を探すのは容易な事ではない筈である。では電波を見てみよう、現在までに我々地球人が放送した電波のうちFM、UHF、VHFなどの超短波、極超短波は地球の電離層を通して宇宙空間に拡がっている。しかし、それらの電波を解読しょうとしても、受信装置を作成する際に相当な困難が待ち受けている事になる。例えば検波の段階で、どれが伝達内容でどれがキャリア信号かの判定が難しいし、恐らくその区別自身理解されないだろう。これは技術レベルの問題ではなく我々の放送手段を宇宙人が使うかどうかで決まってくる。純粋な音楽と騒音、ドラマとニュース、歌声と話し声の区別の可否・・更にラジオ放送を「見よう」とする失敗、テレビの映像用波帯を「聴こう」とする失敗・・テレビ映像をブラウン管に映す際にビームをどれだけ水平に走査した時、垂直方向に一段おりるかという問題、そして種々の言語の区別とキリがない。もし相手の宇宙人が目や耳ではなく他の感覚器官を使用していたら困難は更に拡大して我々地球人と宇宙人の技術的共通点はほぼ皆無になってしまう。一方宇宙人が仮に電波領域まで見ることが出来る生物だとすると、幾種類かの電波が種々の周波帯でその集合体として見ることになり、混合されたものを24時間、実際はそれぞれ一定時間存在してるのだが・・このような弱い電波は太陽の重力、ドップラー効果・・とかいろいろ困難が伴う。「この通信手段の多い今日に於いて、パプア・ニューギニアの一部種族は、大太鼓と使い走りによる伝令で通信を行っている。時を同じくして、彼らの頭上を多種多様の電波が飛び交っているのを知らずにである。彼らがもし技術の発達した文化での情報伝達手段について考えるなら思いつくのは、巨大太鼓か恐ろしく速い脚を持つ伝令係という事になるだろう。我々が宇宙人と交流する為に電波を用いるのが良いなどと言う思い込みは宇宙人にとって、巨大な太鼓や伝令係程度のアイデアでしかないのかも知れない」
本当にそうなのだろか?もっとも僕自身UFOなんて今まで信じた事はない・・・。
いい女がいるなんて信じないと同じくらい、そう思っている・・・。