今の月は約地球から38万キロの距離があって常に地球に対して同じ面を向けている。
数十億年前には月はもっと地球の近くにあって今と同じように周っていた・・勿論その頃は速い速度で周回していて肉眼でクレーターが見えたかも知れない。引力によってお互いに引っ張り合う力が衰えると・・これは夫々の自転による摩擦などによって自転エネルギーが減少した結果「エネルギー保存の法則」に従ってお互いの距離を伸ばしたのである。徐々にではあるが角運動量の変化が距離を増すことで地球=月 間のエネルギーが保たれていて月の自転が丁度24時間で回転するくらいにまでエネルギーを消費し常に同じ面を向けるようになったのである。
同じ系のエネルギーはこのようにして保存されるわけだ。月と地球の歴史には月に同じ面を向けさせるくらいの永い時間があったことを示してもいる。