宣伝会議賞一次審査の結果を確認いたしましたので、
とりあえず一次審査を落ちた課題の反省、というものを
数回にわけてやってみたいな、と思います。
正解発表が「SKAT」発売(だいたいGW明け)になるから
「何でこれで落ちたの?」と書いてる本人としては思ってき始めたので
読まれてる皆様が各自でジャッジしていただければ幸いです。
そしていまだに連絡がないのでファイナリスト入りを諦め始めています。
第7回はこちらから。
20:ジャパンホームシールド
課題:魅力を発見し、広く伝えるアイデア
LIXILグループの一つとして、地盤や雨漏りの調査、構造設計を行う会社。
震災が多い国として、地盤調査の重要性をメインにしたいと考えました。
「本当に安全な家に住みたい。誰もがそう思っている、はずです。」
「まず、地震は絶対に起こる、と考える。」
あとは会社名からの連想として
「この盾で、家の防御力、めちゃめちゃ上げます。」
「おうちを守る、盾になる会社です。」
ありがちすぎる、というか発想の飛躍が足りなかったかなぁ、とは思います。
21:セメダイン
課題:あらゆる産業現場のエンジニアに、「技術パートナー」としてセメダインを想起させる
同一課題を連続出題中、という応募者泣かせの課題。
「ネジ・ボルトの代替品としての接着剤」「BtoCを連想させるもの」が禁止。
それなら、接着剤にできることとは?ということを考えつつ、
昨年までと被らない内容にしなくてはならない、というのが難易度を上げている部分でしょうか。
「成分や特性まで理解できるあなただから、活かせる使い道がある。」
「「材料」のプロ同士、ちょっとお話しませんか。」
「強度も、コストも、ご相談ください。」
「無理なものは無理という。
だけど、できるだけ言いたくない。
それはきっと、同じでしょ。」
BtoB、それもエンジニア向け、というのを考え、
「接着剤」を「化合物」や「材料」という視点から見てみる、というアプローチを中心に
応募してみましたが、あまり響かなかった様子。
22:ソニー損保
課題:自動車保険は自分で選ばないと損をするかもしれない、と思ってもらえるアイデア
例年一社は入っている(ここ最近はおとなの自動車保険でした)損保の課題。
TVCMなどでだいたいの表現が使い尽くされている・・・というイメージもあるし
月々の支払額とサービス面での差別化を訴える形にどうしてもなってしまいがちで
そこからどう飛躍する?という難しさがあります。
「財布の中身にも、運転と同じくらいの用心深さを。」
「ハンドルを握るたびに、保険料のことを考えすぎるのは、よくない。」
「運転するのは自分だから、万が一のときも自分で備えたい。
そうしないと、誰かのせいにしてしまう、から。」
やはり踏み込みが足りないし高さも飛距離も足りないなぁ、とは思います。
自分が運転しないのもあって、わりと課題として鬼門なイメージ。