わたくしの誕生日は明日です。大事なことなので最初に書きます。
宣伝会議賞一次審査の結果を確認いたしましたので、
とりあえず一次審査を落ちた課題の反省、というものを
数回にわけてやってみたいな、と思います。
正解発表が「SKAT」発売(だいたいGW明け)になるから
「何でこれで落ちたの?」と書いてる本人としては思ってき始めたので
読まれてる皆様が各自でジャッジしていただければ幸いです。
そしていまだに連絡がないのでファイナリスト入りを諦め始めています。
というか今連絡来てもすでに困りそうな段階。
あと、第7回SBCラジオCMグランプリ参加準備を始めました(宣言しておく)
KNBには応募してましたがK-mixは結局不参加だったのでがんばりたいです。
地元(NBC、FM長崎)は今年は開催ないのかな。
第10回はこちらから。
29:ディーエムソリューションズ
課題:チケパスが必要不可欠だと思えるキャッチフレーズ
「チケパス」はスマホで使えるWebチケット管理サービス。
チケット発行から利用状況の確認までの対応もスムーズ。
来場者アンケートもスマホ画面でとることができる、というもの。
まずは「ペーパーレス」ということに着目。
「森林環境保護を訴えるイベントに、紙のチケットとアンケートだなんて。」
「なんと、森林資源にまで優しくなれてしまうアプリです。」
そして利用者サイドからは
「着替えとスマホだけで、遠征にいける時代が来てしまった。」
「チケットの入れ忘れが、ない。
スマホの持ち忘れはあるかもしれない、けれども。」
運営サイドからは
「来場者数、アンケートの回答と回答率、その他諸々のデータ、すぐ出せます。」
「イベント座席が、狙い打てるプロモーションツールにできる、かも。」
「正確なファン層が掴めるから、
絶対に次に活きる、ステップになる。」
という3つの視点をもってみました。
しかし調べが足りないせいか「電子チケットサービス」という認識だけで
突っ走ってしまったかなぁ、という部分は否めず。
30:伝統的工芸品産業振興協会 は一次通過のためパス。
(二次以降発表を受けてやります)
31:東急建設
課題:東急建設の将来の姿を「新たなゼネコン像」「独自性」の観点から表現
『2020年のビジョンを「Shinka(深化×進化=真価)し続けるゼネコン」と定め、
建設事業の「深化」と、新たな事業領域への挑戦による「進化」により、
「真の価値(真価)」ある会社になることを目指しています。』という姿勢を
どうアピールしていくのか・・・という考えのうちに
『東急』ってブランドをアピールすることがそこに繋がるんじゃないのかなぁ・・・と
思ったりしてみました(そこが失敗だったのかもしれませんが)
東急といえば、の渋谷シリーズ。
「あなたの思ってる「渋谷」の半分以上は、うちの仕事です。」
「マルキューも、ヒカリエも、通過点。」
「あなたの知っている渋谷も、あなたのこれから知る渋谷も、私たちがつくる。」
渋谷以外にも、という視点から
「東急の会社なので、鉄道の駅も、得意なんです。」
「都会を忘れたくて、旅に出た。
それなのに、ここにも、東急建設。」
大手ゼネコンとしての「残る仕事」という視点から
「おばあちゃんになっても、大好きな場所のままでいたらいいな。」
「100年後も地図に載る、名所を作る会社です。」
「防災も、耐震も、放射能対策までも、できる会社だからこそ。」
という3つの視点から考えてみましたが、もっと別の視点があったんじゃないかな、と。
32:東京ソワール
課題:東京ソワールのイメージアップと認知を高めてくれるアイデア
「日本で初めて和装に変わる洋装・ブラックフォーマルウエアを提案し継承してきた企業」ということで
『フォーマルウェアを着る女性』というところからの発想を行っていくうちに
どんどん思い入れが深くなってしまった課題です。
ここで全滅したのが本当につらい、と思うくらいに。
(主に)葬儀の場、というイメージを中心に。
「ルールに従わないと、壊れちゃいそうな気分のときに、着る服。」
「この服で、わたしは人でいられる。」
「型に嵌ろう。
わたしが、わたしでいるために。」
「着たくなかった。
見てほしかった。」
「似合うね、と言われても、どういう顔していいのかわかんないや。」
「これは、生きていくことを、学ぶための服。」
「いつか、着る回数が増える時のことを考える。
そして、一番着たくない日のことを、考える。」
「あなたがいない世界、を受けとめるための服。」
「わたしが一番きれいだ、って多分思ってくれてるでしょう、ね。」
送られる側の視点としてこんなものも。
「きみには黒も似合うんだ、ってもっと言っておけばよかったな。
聞こえていれば、いいんだけれど。」
そして、以前
「パロディ的な作品もあり、だとは思うのですが、
流行というものの風化は早く、それに耐えうる「名作」であっても
その元ネタを知らない相手には伝わらない、という大きな弱点もある」
なんて「有りもの使って勝負してんじゃねえ!」的なことを書いていましたが
それを曲げてまで有りものの曲のイメージを使って勝負したくなったTVCM案2つ。
「(軽快なBGM:想定曲はピチカート・ファイブ「悲しい歌」イントロ)
白い壁をバックに、東京ソワールのブラックフォーマルを着た女性
(年代が特定できないよう顔は映さない)が
ファッションショーのランウェイを歩くように颯爽と歩いている。
白い壁にテロップ(ゴシック体)
君には
黒も似合うって
もっと言っておけば
よかったな。
(男性ナレーション:想定は小西康陽氏で)
君には黒も似合うって、もっと言っておけばよかったな。
東京ソワール。
女性が歩き去った壁に、東京ソワールロゴと50周年ロゴが映る。」
「BGM:想定曲はピチカート・ファイブ「きみみたいにきれいな女の子」)
白い壁をバックに、東京ソワールのブラックフォーマルを着た女性
(年代が特定できないよう顔は映さない)が
ファッションショーのランウェイを歩くように颯爽と歩いている。
白い壁にテロップ(細めのゴシック体)
あたしが
あんたのために
黒を着ることになる日が
来るなんて、ねえ。
女性が歩き去った壁に、東京ソワールロゴと50周年ロゴが映る。」
信藤三雄監督で撮ってほしかった。
「喪服をおしゃれに着こなす」というイメージで、
ポリシーを曲げてでも、どうしてもピチカート・ファイブを使いたかった。
この課題で全滅したの、本当に悔しかったんです。そういう意味で。
ここで書いたことで、少しの供養。誕生日前日にこれができてよかった。