怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ヨットに乗ったりす

2009年07月12日 | 風景


夫の話によると、ドイツでは湖畔に住む人たちは金持ちが多いのだそう。
実家から自動車で約30分の湖を思い出すが、特別に金持ちの地域ではなかったので、
これはドイツ、あるいは欧州の人々の特徴なのだろう。
水遊び、大好き、ヨーロッパ人。

ミュンヘンから西南にあるこの湖に住むFさん夫妻。
湖を見下ろせるこの知人の住まい、いくらしたのだろう~?

さて、この家で遅い朝食をご馳走になったあと、
彼らの所有するボートに乗せてもらうことになった。

冬の間は陸上で保管し、夏になると湖に浮かべておのおのの場所に停めておく。
そこまで濡れずに送ってもらうために業者がいて、数ユーロ払ってボートに乗る。
(ボートに乗るためにボートに乗る・・・無駄だよな・・・)
右がFさん所有のもの。カバーをしてあるがそれは鳥のふんだらけ、雨水が流れ込んでいて、しばらく水出し作業を手伝ったぞ。


帆を組み立てる作業中。もちろん夫とわたしはおろおろするばかりで、
てきぱきと仕事するFさん夫妻の「大変な趣味」に感心していた。


乗っていたので、帆が仕上がった全景を撮影することができず、他のヨットを撮影。
こんな感じのものがこの湖全体にある。

ヨットやボートというと、エンジン付きか人力でこぐものしか知らない私。
二枚の帆を船体にまっすぐ取り付けて、風の力でどうして前に進むのかい???
訊いて見たら、皆、説明不能~
Fさん、物理の専門だったのでは~?あはは~


途中で見つけたお亡くなりになった魚。ウミネコがニャアニャアいいながら魚の周辺をうろついている。
ヒトの食用になるのかな~って考えていたのは私だけかも。

風が弱いせいか、ヨットの速さは自転車並み。
遠くの岸辺を見ると、レガッタ開催の様子。数十台のヨットがゆっくりと走行している。
みな、こののんびりとしたレースを楽しんでいるのだろうか?
湖周辺は住宅地で、ホテルの建設が禁止されているそうである。
となると、エンジン付きのボートはその発生する音で禁止されているのかもしれない。
エンジン音と共にボートが2回ほど私たちのそばを通りすぎたので、決まりはなく、自主的な規制かも知れない。


F夫人の服のサイズは私と同じらしい。
一緒に撮影した写真をみると、小柄でもやっぱり西洋人。かっこいいぞ。
日本の感覚から言うと非常に質素なTシャツとジーンズ姿なのに、ヨットとの撮影によく映える。
となりにころがるのは私、りすさ。場違いはなはだしい・・・・

彼らのヨット遊びの目的は水の上で1日中うだうだ過ごすことだそうだ。
そういった人たちが周辺にうようよしていて、ワインを片手にしていたりt、双眼鏡を覗いていたり、おしゃべりに興じていたりする。
日本人のヨット遊びはこういう風にはならないだろう。
そういえば、ブールを所有する隣の家。
いままで、そのプールに入っていることをみたことがない。
おそらく、水を見ながら、夕食をとったり椅子にこしかけて水を眺めて楽しんでいるものと思われる。
(家の向きの加減で、その辺を盗み見ることが不可能なのだけど)
こうしたプールの利用法も日本人にはできないだろう。

夫も私も超日本人感覚なので、このヨットの経験はたいした感激とならなかった。
夫は日焼けができない肌のタイプ、私はこれ以上日焼けしたくないタイプ、
双方ともとろとろ進むヨットより、自分で泳いで水の中を楽しむタイプ。

Fさん夫妻に誘われれば、また行くけど、
そのときは水着を持参するぞ、泳ぐぞ、りす。