怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ドイツの日本語学習者

2011年05月14日 | 日本
在独仲間のsue-chanさん所有の本。しばらく私の手元にある。

この本、どこかですでに見たことがあるな・・・・としばらく一人で唸っていたら・・・
思い出した!ブログ仲間、満天さんの一年前の記事。日本人の知らない日本語1.2 作:蛇蔵&海野凪子
レビューを彼女が非常に上手く書いている。(ので、読んでください~)

実家生活で外国人の知人友人がたくさんいたが、彼らとはほとんど日本語会話をしていた。
その達者な日本語力で「インド系日本人」と呼ばれているTくん、憧れの日本人女性と結婚、二人のお嬢さんのお父さんの韓国人Chさん、ドイツには絶対いない美人のタイ人Aさん、「お母さんの日本語、変!」などと反抗期の娘に怒鳴られていたスイス人B子さん、日本国籍取得直後に結婚が決まった元カンボジア人、親族はドイツ人のオーストラリア人G子さん(ドイツ語はできないのだそう)・・・・・
彼らの流暢な日本語には驚嘆させられていたが、「住めば覚えるものだろう」などと私は甘い考えでいたのも事実。
いや、ここに住んでからそれが間違いであることは証明された。
ちゃんと勉強しなくては、語学は身につかない。
今更ながら、彼らのの努力に敬意を示したい。すごいなぁ~(敬意の驚き

さて、ここに来てから知り合う人たちにも日本語学習者や日本での生活経験者などがいる。
最近特に目立つのが日本人配偶者を持つドイツ人男性で日本語を家庭内言語にしている例だ。
日本人奥さんと電話で話していると、後ろでうずうずしているドイツ男の気配を感じることが多い。

最近電話でやり取りするようになったドイツ西部に住んでいるポニーさんの旦那さん。
彼は日本語の読み書きもできるとかで、私のブログを読んでいるらしい。
ポニーさんと私が話しているのに気付くと、受話器をひったくって(想像)
「りすさんですかぁ~」
いやぁ~、しゃべるはしゃべるは~、その日本語会話力、デープ・スペクター、ケント・ギルバート、ダニエル・カール並みである。
一般に、日本語習得は日本に地理的に近い国や地域の言葉を母語としている人ほど早い様子だ。
モンゴル語は日本語と非常に文法が似ているらしい(こちらで知った)。中国語母語者は漢字のハードルが低い様子だ。マレーシア人は、マレーシアの多言語環境からか、外国語の習得がやたら早い傾向にある。
そういう状況と比較すると、欧州人の日本語学習は難しいはずなのだが、それでも熱心な学習者は感動的なくらいに日本語を身につけてくれる。

「外国語を習うということは外国の文化を習うということです」
紹介した本の55ページ下にある一文だ。
多くの欧州人にとって日本という国は東の果ての野蛮な国、でしかない。(こう断言するのも彼らに失礼だが)
その欧州人が日本語を学び、また、こちらに戻ってきてからも日本語を学び続ける姿に(ポニーさんの旦那さんをまだ見ていないが)心を動かされる。日本語勉強してくれて、ありがとう~って。
また、日本を知るドイツ人は思う様子だ。
「日本よりドイツの方がいい所もあるけど、日本には断然敵わない!」
これはポニーさんの旦那さんの言葉。特に日本人女性への賛辞は素晴らしい。
原文(メール)を紛失してしまったので正確な内容を忘れてしまったが、ドイツ女にはない優れた能力を知っている。
独日本人女性の皆さん、自信を持ってここの生活に挑もうではなかぁっ!!

って、力強く自分を励ますりす~