怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

公共物日独対決

2014年02月04日 | いろいろ
子供の頃「欧米は公共物を大事にする、日本はそうではない(よって日本は欧米を目指そう)」と読んだり聞いたりしていた。
米国映画に影響され、公衆電話に備え付けられている電話帳の必要なページを破って持っていくのをかっこいい、と思って実行していたおじさんがいた。私はそのころから「欧米は公共物を大事にする」を信じていない。
後年夫と知り合い、彼が「東京はきれいだから好き」と言ったことに驚いたが、すぐにそれは街の景観という意味でなく「街が衛生的だ」と私は理解した。
さて、こちらの生活では・・・

いたずら書き、世界のどこにでもあるのだろうけれど!床面、壁面のシミのような汚れは落ちないものなのか?

磨耗して切れたのではなく、切り裂かれているように見える。
日本は比較的すぐにこうしたものを修理するが、ここはそのままのことが多い。電車で座席ががたがたして落ち着かないのでちょっとずらしてちゃんと納まるかどうか試してみようとしたら、ばかっと外れてしまったこともある。今もその席、がたがただろうなぁ。
夫は日本で平気で電車やバスを利用するが、ここではひどい遅れや汚れた車内に嫌気がさし、車通勤となった・・・

ほとんどのバス停はタバコの吸殻だらけ。雪で凍結した歩道の滑り止めに砂利を撒くのはしかたがない。吸殻と砂利、きれいに晴れることの少ない曇天続きの冬のドイツ、この光景は暗い気持ちにさせられる。

これはひどすぎのシーン。週末に多くの若者が集まるショッピングモールのバス停だから仕方がないかも。ちゃんとゴミ箱が近くにあるのにねぇ。その辺に捨てるのが「クール」な年代なのだろうな。なぜか泥のようなものとティッシュ・・・もしかして・・・と凝視したけれど泥だった。ここで泥を落としてティッシュで靴を拭ったのかな?

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昔は日本もこうした光景がたくさんあったのだろうか。現在も全くないことはないだろうけれど、単純に体感的に比較すると日本の公共の場は非常に衛生的だ。かなり、神経質なほど。
東京を初めて歩いたドイツ人女性、カフェの従業員が店の前の歩道を掃き掃除していたことに驚いていたことに私は驚いたものだ。店舗の前の公道を清掃するのはかなり昔からある日本の習慣に思うけれど、どうだろう。公共物を大切にするのも日本の勝ち?