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先日、屋根瓦を家族三人で下ろした翌日に職人がやってきてその後の作業になった。
これはかなり驚いた光景。屋根には敷布団のような断熱材が入っている。これはそのままにしてその上に新しい材料で作り上げていった。
この玄関部分はほとんど部屋としての機能をしていないので、無駄な空間だと思っていた。その無駄部屋の屋根を葺き替えるのだからもったいないと思っていた。別のドイツ人に尋ねたら、この玄関小屋(適当な日本語を知らないもので)は断熱効果が非常に高いので好まれて作られるのだとか。うーん、納得できるようなできないような・・・
車の左側に職人、屋根の上には義父。ほとんど付きっ切りで義両親は手伝うのだが、職人たちはそれを当然と思っているのだろうか、邪魔ではないのだろうか?
断熱材の上に新しいシートと木組み。
瓦が届いて、今度はこれを四人がかりで屋根の上に上げる作業だ。職人と義両親と、そして私だ、えへへ。
古い瓦より更に大きい。私の履物と並んだそれは少々欠けているのではじいた品。コンクリート製。重さは3キロくらいあっただろうか。
いろいろな形状の瓦があるとかで、義母が説明してくれた。なぜに瓦のことなどに義母が詳しいのだろう?ほとんど自分たちで建てた家だから、建築やその材料、方法について自然と興味が湧くのだろうか?それともある年代のドイツ女性の一般教養?
屋根の上に職人、はしごの上方に義父、下方に義母、荷台から義母に瓦を渡すのが私だった。約30分で全部上に運ぶことができた。
一時間ほどで職人が一人で瓦を並べ終えた。彼の仕事はここまでで、後の細かい仕事は義両親たちがする。
職人の仕事に支払われるのは500ユーロ、その他材料費などで1000ユーロ近くかかるのだそう。
毎年のようにいろいろなところを修理している我家。日本の家屋も長持ちしないが、こちらだって頻繁な手入れでその機能や美観を保っていることを実感する。
義両親たちがどのくらい収入があるのか全くわからないのだが、自力部分が多くても、家屋を修繕することができる経済力があることにほっとしたりしている。夫はこの家を維持することはできないだろう・・・とほほ・・・(ちなみに固定資産税はたいしたことが無い、やっぱり、田舎)