怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

姪と甥の夏休みアメリカ旅行

2016年10月04日 | カテゴリー分けするのに飽き
ちょいと遅れて姪のP子ちゃんのお誕生日会。
すでに15歳になるP子ちゃんだ。
こうしてジジババや変な東洋人オバがせっせとやってきて世間話をするのを嬉しいとは思っていないだろう。

それでも、嫌と言わずに付き合っているのだから、身内ながら偉いと思う。
ケーキはいつもの義母ケーキ。朝からガンガン焼いていたものね。

誰かからもらったバッグ。
私の目にも「欲しいな」と思わせた。
「友達の家に泊まりに行くときとかに使うの」
と言っていた。
その「友だち」は、まだ同性だろうな。


夏休みに三週間のアメリカ横断旅行をしてきたらしい。
 
現地で大きなキャンピングカーを借りて旅したそう。

義母が息子に「休暇旅行をしないのか」と尋ねたとき、夫はキッパリと、
「しないっ」
と答えたのが少々悲しかった私。
義姉と子供たちは毎年のように外国旅行するのに(2,3度のときもある)夫は全くしない。
私はとりあえず、帰省という休暇旅行があるのであまり不満は無いけれど、夫が仕事ばかりしているのはかなり心配になる。
「貧乏暇なし」
という言葉がぴったりの様子になってきているからだ。
あまりの激務で食事を摂る時間さえままならないらしく、頬がげっそりしてきた。
私には「もっと太れ」というのに、自分はミイラみたいなのが痛々しい。
いや、現代の貧乏人は肥満する傾向にあるのだから、彼自身が太らないように気をつけている結果かもしれないが、それにしてもひどすぎる。
ここ何ヶ月は週末も事務所に行って仕事をしている。
日本ではそういう働き方をする人々も多いので、私はほとんど気にならないが、義両親たちは心配している。
ドイツ人妻だったら、確実に夫婦関係は破綻するだろう。

P子ちゃんの誕生日から話がそれてしまった。
不思議なことに、彼女には反抗期が無いようだ。
義姉は13歳の頃から激しかったらしい。義母がちらっと漏らしていたことがあったんだ。
自然なヒトの精神の発達として、受け入れなければならないのだろうけれど、無い方がやはり楽だろうな。
P子ちゃんはしょっちゅう母親の腰に腕を絡ませたり、頬を寄せ合っていたりする。
このまま、過ぎてしまうのだろうか。それも、一人の人生だろう。
周囲はかなりラッキーかもしれないぞ。

それにもかかわらず、義母は別れ際にP子ちゃんにこんこんと言い聞かせていた。
「ちゃんと勉強するのよ。じゃあないと、ちゃんとした将来がないから」
とか何とか。
P子ちゃんもブチ切れることなく(私が本人だったらキレてるかも)ハイハイ、と言っていた。
もしかして、P子ちゃん、大物かもしれない。


「心は錦」を実践できる環境

2016年10月04日 | カテゴリー分けするのに飽き
急に寒くなった。
外出にはすでにコートが必要だ。この時期のための比較的薄地のお気に入りを出した。
すでに二年ほど前から気になっていた袖口。

生地が傷んできている。
充分な長さがあるので(いや、私の腕が短いので)この部分を一センチくらい内側に折って縫ってしまえばいいかと思って義母に相談した。
義母は私の言うことに大抵反対する。それを知っていてまた相談する私もバカだなぁ~。
縫い物に関しては義母は元プロだから、私は黙って聞くのみだ。
そんなに凝ったことをしなくても、単純に折って縫えば良いじゃあないか、と一度言ってみたけれど、彼女にとってはそんな下手な仕事をするのは屈辱なのだろう。
裏地との関係や、厚みでミシンが使えない可能性などを指摘していた。

「そのまま着なさい」
という義母の意見に従うことにした。
このコートは4年ほど前にもらったものだ。当時近所に住んでいたベトナム人女性のものだった。
「太ってしまったので、着られなくなったものがたくさんあります」
と家に呼ばれて、かなりの数の衣類をもらった。
着道楽のようで、私には縁のない高価そうな衣類を何枚も持っていた。
「いつも、店をよく見てまわって、安くなったときに買うのよ」
と、私にアドバイスをしてくれたものだ。

彼女からだけでなく、私の衣類は誰かからのお下がりばかりになってきた。
自由になる自分のお金は、ここでは入ってこないので(これを他人に話すと「ダンナが妻に生活費等を渡さないことで裁判ができる」という内容のアドバイスをくれる人がいるので、なかなかうっかり口に出していえない)しばらくは、手持ちのもらい物衣類で頑張るしかない。

そういうわけなので、この袖先が擦り切れたコートを愛用し続けよう。
日本だったら、惨めな気持ちになるだろうが、ここは日本ほど衣類に気合を入れている人はあまりいない。
(義母が気合入りまくりの人物なのだが!)
他人が私の袖先を指摘することなど、まず無いだろう。
袖以外は、まだまだ充分着られる上質な品だ。大事にしようっと。