里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

キクザキイチゲ開花

2008年03月10日 | 庭の山野草
キクザキイチゲが一輪だけ綺麗な花を咲かせた。
 
岡山県北には自生地もあると聞くが未だ現物を見た事がないので、試しに園芸店で
3株買ったみたのだが、その内の1株だけが未だ茎も葉も伸びきっては居ないのに
初めて咲いてくれたもので、初めて見る花だけに感激した!

それにしてもこのキクザキイチゲ、
葉はイチリンソウに似ていて花はユキワリイチゲによく似ている。
これに良く似た花にアズマイチゲがあるのでこの花も試しに買ってみたのだが、
どうもラベル間違いでどうやらこれもキクザキイチゲらしい。 残念!



イチリンソウ キクザキイチゲ ユキワリイチゲ
H18.4.14撮影 H20.3.10撮影 H19.3.19撮影

キクザキイチゲ(キンポウゲ科、イチリンソウ属)
近畿以北の寒冷地で落葉樹林の林床に自生する多年草。 草丈は15~25cm。
花期は3~5月で、茎の先端にガクが花弁状になった一輪の花を付ける。
花の径は3~5cm、ガク片は10~12枚くらいで白色又は淡紫色のものがあり、
中心には沢山の雄しべと雌しべがある。
葉は茎の途中で3枚輪生し、葉柄の基部は幅広で茎を抱く。
夫々の葉は2回3出の複葉で小葉は深裂しており、裏面は緑色や紫色を帯びる。 

(名前の由来)
菊に似た花を一輪つける事から、“菊咲一華”、“菊咲一輪草”などと名づけられた。