里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

アズマイチゲ、キバナノアマナ

2008年03月18日 | 山野草
一昨日は、岡山の半田山植物園で山草会の例会に参加したが、その前にRohmanさん
に教わった、総社のアズマイチゲ自生地を訪ねてみた。

ところが、昼前に着いたというのに自生地は未だ日陰で、残念ながら又もや俯いた
ままで可愛い顔を見せてくれなかった!  残念!
だが、代わりにキバナノアマナが咲いていて楽しませてくれた。
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アズマイチゲキバナノアマナ(→拡大)

アズマイチゲ(キンポウゲ科、イチリンソウ属)
全国で落葉樹林の林床に自生する多年草。石灰岩地方に多い。草丈は10~20cm。
花期は3~5月で、1本の茎の先端に一輪咲くが、白い花弁に見えるのはガク片で
12枚のものが多い。
花の下に3枚の葉が輪生し、紫色を帯びる事がある。 晩春には休眠する。
(名前の由来)
東日本で見つかり、花が1輪しか咲かない事から“東一華”と名づけられた。

キバナノアマナ(ユリ科、キバナノアマナ属)
本州中部以北で、日当たりの良い林縁や草地で自生する多年草。
花期は3~5月で、茎の先端で数個~10個の花柄を出し、その先に花弁が6枚の
黄色の花をつける。
葉は、根元に長い線形の根生葉が1枚つき、上部に線形の2枚の苞葉をつける。
(名前の由来)
黄色の花をつけるアマナという意味で“黄花の甘菜”と名づけられたが、元のアマ
ナ(ユリ科、アマナ属)の名前は、地下の鱗茎が甘くて食べられる菜と言う意味で、
“甘菜”と名づけられた。