里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

白花ショウジョウバカマ

2008年03月20日 | 山野草の繁殖
一昨年sasakiさんから、ショウジョウバカマは、葉を葉脈に対して直角に小さく切
り分けて葉挿しすると夫々から容易に発芽するし、親株の葉先を鉢土にくっつけて
おけば、葉先からも発芽すると教わった。

そこで、私も白花ショウジョウバカマで挑戦してみたが、親株からは発芽しなかっ
たものの、1枚の葉をそのまま葉挿ししたものは信じられないくらい百発百中で発
芽した。
葉挿し1年後(H19/3、撮影)葉挿し2年後(H20/5、撮影)

今、親株の花が咲き始めたが、葉挿しの方も来年くらいには咲きそうだ。
ショウジョウバカマは、このような葉挿しだけではなく実生でも殖やせると言う。
他の花達もこんなに簡単に増えてくれると有難いのだが…!
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白花ショウジョウバカマ(→横顔)ショウジョウバカマ(→花)H19.4.29船通山

ショウジョウバカマ(ユリ科、ショウジョウバカマ属)別名:カンザシグサ
全国で山地の湿った所や渓流のそばに自生する多年草。 
4~5月、花茎の先に数個の花を総状につける。 花弁は6枚で濃紫色~淡紅色ま
で変化が大きく、まれに白花も咲く。
葉は、倒披針形で先が尖り、20~30枚が根生する。
(名前の由来)
紅紫色の花を猩々の赤い顔に、葉をその袴に見立てて“猩々袴”と名づけられたとか。
 ※猩々は中国の想像上の動物で、サルに似た顔をしている酒好きで赤い顔の霊獣
  で、人間に不老長寿の酒を授けると言う伝説があるそうだ。