雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

くちぶえ番長

2007-08-07 | 小説
【小学四年生のツヨシのクラスに、一輪車とくちぶえの上手な女の子、マコトがやってきた。転校早々「わたし、この学校の番長になる!」と宣言したマコトに、みんなはびっくり。でも、小さい頃にお父さんを亡くしたマコトは、誰よりも強く、優しく、友だち思いで、頼りになるやつだったんだ。
 サイコーの相棒になったマコトとツヨシが駆けぬけた一年間の、決して忘れられない友情物語。】

 と、いうことで、重松清氏の『くちぶえ番長』です。

 いやぁ、凄いね。重松さん。何が凄いかって、アナタ、勃起全開の官能小説から子供雑誌の王道『小学四年生』に連載しちゃうほどの児童文学まで、もう、なんでもアリだよなー。そんでそれらがハンパじゃなく優れた作品なんだもん、ホント、脱帽通り越してヅラまではずして、尚且つ残ってる毛さえも毛根からオサラバ!ってくらいですよ!(ツルッパゲ・・・

 パロディで『フェラチオ番長』とか考えてた自分がとても恥ずかしくなってしまう・・・・そんなこんなの、とても温かく真っ直ぐな物語です。そしてもちろん、泣かせます、重松。

 ホント、とどまるところを知らないな、重松清☆
コメント (3)
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