キャッチボール屋

　ああああ、、、やっぱり『スパイダーマン』とか『ロッキー』とかよりも、こっち系の映画の方が性に合っていると、改めて気づかされました。

　大森南朋主演『キャッチボール屋』

　なんか、やっぱり、邦画っていいですね。酒を呷りながら、のんびりとしつつ、ニヤリとしつつ、酒と雰囲気に呑まれながら、まーったりと。。。

　とにかくコレは大森南朋の魅力が十二分に映し出された、いや、でも、『ヴァイブレーター』の時みたいなアウトローっぽい大森南朋もとても魅力的だしなぁ・・・ま、何はともあれ、おとなしい目の大森南朋の魅力が冴えわたる、逸品でした。
　尚且つ、脇を固める俳優陣、寺島進、光石研、松重豊、水橋研二、どなたも私の大好きな俳優陣で、なんと贅沢な映画なんだ！とホクホクしながら観ちゃいました。

　いつも、自分の置かれている現状や状況に、心ならずとも不満や不安を抱えてしまうんだけれども、この映画を観ていたら、なんとなく、今ある現状をソローリと受けとめてみるのも、いいかもしれないなぁ、、、とか、思って、わずかながらも心が軽くなったような気がしました。

　ドラゴンズの監督さえ、あやふやな私ですが、キャッチボールはしたいなぁ、と思わせる、とても素敵な映画でした。