雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

四畳半神話大系

2007-11-09 | 小説
 大いなる四畳半パラレルストーリー!

 奇才!森見登美彦氏著『四畳半神話大系』を読みました。

 もーう、なんだこりゃ!ってくらい、ズルくってオカシイ小説です(笑

 こんなんアリか?と、思いつつも、それがとてつもない面白さの引鉄になっているんで、というか、これは登美彦節だからこそ行なえる所業だな、と感服いたしました。

 とにかく、読み進むにつれ登美彦ワールドのパラレルな技にただただ魅了、、、というか笑ってしまいます。

 著者曰く「無意味極まる超絶技巧を駆使した、登美彦氏史上もっとも厄介な小説」というだけあって、真に傑作、怪作、といったところでしょう。

 種も仕掛けもないようであるような、とにもかくにも、登美彦節にとことん酔える一冊でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする