雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

ばかもの/絲山 秋子

2009-09-28 | 小説
 タイトルのセンスに惚れ惚れしてしまう。

『ばかもの』て。

 しかも作中、その言葉が絶妙に使われていて、思わず身悶えしちゃいました。

 いやそれにしてもこの小説。主人公の名前が「ヒデ」で、年上の女との恋愛話で、しかもアルコール依存症とかになっちゃって……親近感が湧きまくり。

 つうか、やっぱり絲山秋子はええのう。そんじょそこらのヒヨった恋愛話や、単なる小洒落た恋愛話なんかは書かねぇ。
「愛」なんて、口に出さなくても、充分そこに「愛」が見える。

 もう、何も言うまい。とにかく言いたいことは、

「姐さん、これからもついてきやす!」 
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バカ二人

2009-09-28 | 友人
 先日、ニュースを観てたいら牧場で小学生が牛の乳搾り体験をしているというトピックスがあった。その際インタビューを受けていたのが結構可愛い女の子で、インタビュアーに「どうだった?」と訊かれて、「気持ちよかった」だの「いっぱい出た」だの「またヤリたい」だの、応えているのを観て半勃ち状態になった。

 と、いう非常に牧歌的な記事をブログに載せようと考えていたら、ある友人からこんなメールが届いた。

≪巨人優勝のビールかけで、選手がインタビューにきた女子アナの顔にビールかけとる時って、顔面シャワー想像しとると思わんけ?≫

 
 そんなん思うのオマエだけだよ!

 と、返したかったのだが、自分の小学生インタビューネタと目くそ鼻くそだな、と思い、留まった。

 そりゃどっちも最低のバカだとは思うが、返信の際、小学生インタビューの話を送ると、またその友人の返信に、

≪その子の着ボイス欲しいな≫

 とあった。

 どっちがよりバカか? それはこれを読んだ人の判断に任せるが、正直オレは、

 あぁ……「負けた」って思ったよ。
コメント (2)
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