『ジャージの二人』の続編的(いや、的ってか続編?)かつ特に前作読んでなくても問題ない、そんなパラレルな感覚の『パラレル』です。
パラレルといえば、藤子・F・不二雄先生の『パラレル同窓会』とか東野圭吾氏の『パラレルワールド・ラブストーリー』とかを連想してしまいますが、それはまぁ、おいといて・・・。
作品形態的に【現在】と【過去】が行ったり来たりします。それがパラレルなのか、作中主人公の奔放なる友人「津田」が語る女性関係に対して「俺はパラで走らせてるから」がタイトルの語源なのか、べつにどうでもいいんですが・・・。
内容は、簡潔に言えば、男を作った妻に離婚された男の再生物語、なのですが、なんか、こうやって書くとありきたりな感じがしないでもないですが、そうではなく、色々とあるんです。上に書いた親友の「津田」のことだとか、その友人(愛人?)のサオリのこととか、別居から離婚へ、そして離婚後も、なにかとメールをよこす元妻(元奥)とか、それぞれがとても魅力的な個性を携えて主人公と接して、その中でゆるやかに動く主人公の内面とかが、絶妙に描かれているんです。
長嶋有さんの本は、これが二冊目なんですが、今後も他の作品を読み漁ってやろう!そう決意してしまうほどハマれた一冊でした。
なんか、最近の芥川賞作家って、面白い人が多くなったなぁ、そんなことを思いました。
パラレルといえば、藤子・F・不二雄先生の『パラレル同窓会』とか東野圭吾氏の『パラレルワールド・ラブストーリー』とかを連想してしまいますが、それはまぁ、おいといて・・・。
作品形態的に【現在】と【過去】が行ったり来たりします。それがパラレルなのか、作中主人公の奔放なる友人「津田」が語る女性関係に対して「俺はパラで走らせてるから」がタイトルの語源なのか、べつにどうでもいいんですが・・・。
内容は、簡潔に言えば、男を作った妻に離婚された男の再生物語、なのですが、なんか、こうやって書くとありきたりな感じがしないでもないですが、そうではなく、色々とあるんです。上に書いた親友の「津田」のことだとか、その友人(愛人?)のサオリのこととか、別居から離婚へ、そして離婚後も、なにかとメールをよこす元妻(元奥)とか、それぞれがとても魅力的な個性を携えて主人公と接して、その中でゆるやかに動く主人公の内面とかが、絶妙に描かれているんです。
長嶋有さんの本は、これが二冊目なんですが、今後も他の作品を読み漁ってやろう!そう決意してしまうほどハマれた一冊でした。
なんか、最近の芥川賞作家って、面白い人が多くなったなぁ、そんなことを思いました。
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