雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

青春夜明け前/重松 清

2009-09-30 | 小説
≪10代、男子。愛おしくおバカな季節。何かというとボッキしてばかりいたあの頃の僕たちは、勘違い全開のエロ話と「同盟」「条約」「宣戦布告」という言葉が好きだった。そして何より「親友」という言葉が大好きだった。男子の、男子による、男子のための(女子も歓迎!)、きらめく7編の物語。≫

 これを読むと、つくづく「男子ってバカだよなぁ」と思う。でも、それ以上に懐かしさと愛おしさを抱いてしまうのは、やっぱり同じバカ男子の過去を持っているから。いやまあ、今でもバカだけど。
 インターネットもヘアヌードもなかったあの頃、本当に、切実に、「めんちょ(マンコ)」が見たかった。そして初めて拝んだマンコに……まあ、それはいいとして、とにかく十代のあの頃はバカでエロいことばっかり考えてたなぁ……って、いやまあ、今でもバカでエロいことばっかり考えてるけど、むしろ昔よりひどくなってきているような気もするけど、手を伸ばせばすぐにエロいものに手が届く現在よりは、やっぱり必死こいて手を伸ばし、勃起させてたあの頃のほうが、真っ直ぐだったよなあ、心もチンコも……。
 今ではもう、心もチンコも程よく曲がっちゃってるけど、エロへの切実な想いは、いつまでも変わらずに膨らんでいる。チンコの膨らみは年々寂しくなってるけれども……。
 でも大丈夫! おじさん、テクニックでカバーするからっ!(なんの話だ?)
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