雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

クローズド・ノート

2007-04-06 | 小説
 雫井脩介氏の『クローズド・ノート』を読みました。

 氏の作品は今まで『虚貌』しか読んでなくて、『火の粉』とか『犯人に告ぐ』とか、この『クローズド・ノート』の前に読みたかったんだけれど、なかなか機会がなくて、そうこうしている時に、先日図書館でこの『クローズド・ノート』があって、あぁ、これは、今、私に読め!と神様が言ってるんだわ・・・・と、勝手に神託を受けましたので・・・・。

 いや、もう、そのご神託の通り、読んで良かったです。

 途中から話は見えてくるんですがね、悔しいかな、やっぱラストは泣かされちゃいました。

 40近い氏が天然女子大生の一人称はすこぅしイタイような気もしますが、伊吹先生の記述などは実際に教師であった氏の長姉の言葉もちらほら使用されているようで、とても心に染み入るくだりが随所に見えます。

「決して完成はしない三角関係」・・・・切なくも温かな一作です。
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« モリタさん | トップ | 特技 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (エロモン)
2007-04-06 23:30:52
雫井氏は俺も好きな作家の一人や。『火の粉』なんかは「そうだよね~」っていう題材で好きねんけど、雫ちゃん、どれも後半は少し尻つぼみする感があるって言うじゃなぁ~い。残念!切腹!
返信する
Unknown ()
2007-04-07 20:58:11
そうかもねー、ってゆーか、今、あえて波田陽区!?

凄いな!エロモンw(゜∀゜)w
返信する
Unknown (焼魚)
2007-04-09 05:52:29
おいらこれを読んで万年筆が欲しくなった。
まぁ、買ってないんだけれどもね( `ー´)
返信する
>焼さん ()
2007-04-09 22:11:24
あの万年筆の執拗な記述は、やっぱ洗脳でしょ?
オイラも欲しくなったもん、めちゃめちゃ字キタナいけれども・・・
返信する

コメントを投稿

小説」カテゴリの最新記事