雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

リリイの籠/豊島 ミホ

2009-02-01 | 小説
 女子高生が好きだ。

 いや、エロい意味ではなく……い、いや、まぁ、それなりにエロい意味も含めて……。

 それは、その世代にしか着られない制服の愛らしさだったり(その短いスカートから露わになってる麗しいフトモモだったり)、屈託のない高らかな笑い声であったり(まだ控えめなあえぎ声であったり)、時折見せる妙に大人ぶった表情であったり(あどけなさと大人びた色気が混同しているなんとも悩ましげな表情であったり)……そんな彼女らから発散される『青春のキラメキ』みたいなもの(ようするに『女子高生フェロモン』)が、たまらなく胸を熱くさせる。(ついでにチンコも熱くさせる。)

 そんな私にとって、この『リリイの籠』という作品は、まさにその『青春のキラメキ』を垣間見せてくれる作品であった。そう、まさに、女子校を覗き見しているカンジ………。

 綺麗事だけじゃない、女の子同士の様々な思惑、軋轢、苦悩を曝け出しながら、そしてその後に残る青春の痛みを抱きながらも、未来へ向かって駆け上がっていく女の子たちを絶妙なタッチで綴ってゆく。作者ならではの女子高生物語。

 カワイイだけの女子高生ばかりではないのだ。色々な問題を抱えながら、今ある輝きに耐え切れず、悶々としている女子高生だっている。(でも、そういう女子高生も、嫌いではない。むしろタイプだったりする)

 そんなこんなで、何もかもをひっくるめて、私は女子高生が大好きなのだ。
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2 コメント

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小説の感想より… (プル)
2009-02-02 14:11:26
秀さんの女子高生に対する強く熱い想いが伝わりました( ̄ー ̄;)
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そうですか、伝わりましたか♪ ()
2009-02-03 22:24:32
でもね、肝心の女子高生たちにはこの煮えたぎるほど熱い想いが一向に伝わっていない!
いや、でも、伝わったら伝わったでドン引きされるだけだろうし……ここだけの話にしときましょうか。
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