(この狐さんの画像はフリーとのこと)
WSJT-X で Super Fox Mode なるものの開発が進んでいるそうです。
- RR73 を最大9局に応答
- マルチストリームでも信号強度が落ちない!(これが目玉)
- デジタル署名で本物であることを示す
で、ここからが「勘違い」かもしれないのですが、どこかのSNSで、HOUND の帯域が最大 5KHz幅だか 6KHz幅だかまで広がるというような書かれていたのを目にしたようなしてないような。
とにかくー、既存 FT8 でも 3KHz 以上まで送受信されていることもありますので、まずもって ICOM の RIG のフィルターの最大幅「3.6KHz」は今後拡張されるのだろうか?と気になっています。
そんな折、JA1TGO さんのホームページ で、ICOM のフィルターは 3.6KHz に設定すると、300Hz 以下では混信が発生するという記事を目にしました。
ICOM のフィルターは、3.6KHz 設定の場合、±1.8KHz に広がるので、実際のところ (センター周波数の)-1.8KHz ~ +1.8KHz を受信する形になり、受信している上限周波数は 3.6KHz ではなく、(キャリアポイントの)1.5+1.8 で 3.3K までしか受信していないようにみえます。(ちょっと自信ないですのですが)
解決方法としては、TWIN PBT で PBT1, PBT2 の両方を上側にシフトしてあげます。この設定はフィルター設定として残りますし、通常の SSB 運用のフィルターは別設定となりますので、DATA モードにのみ適用されます。
以下が、3.3KHz, 3.6KHz の DATA用のフィルター設定画面です。
0~3300、0~3600 となっていることがわかるかと思います。
今朝がた、この設定を IC-7851, IC-7300, IC-705, IC-9700 に入れましたが、いずれの機種でも期待通りの動作となりました。
Super Fox Mode は8月の N5J Jarvis Island DXpedition から登場するようです。
帯域が 5KHz だの 6KHz だのとなったとき、各社のリグはファームアップ等で対応されるのでしょうか。
勘違い、間違い、等々、まだまだ「わかりませーん」って感じであります。
追記:フィルターを切り換えてもスコープ上のキャリアポイントが動かないことから、フィルターを広げてもキャリアポイントはセンター周波数の -1.5KHz であると考えていいのかしらん?とすると、やはり、PBTで上側にシフトさせないと無駄に下の帯域を受信してしまうことになりますね。