マスト・トップの 2EL HB9CV - ミニマルチ・アンテナ社のWARCバンド用 NB32X という型番のものです。
エレメント長9.7m、ブーム長2.3mというコンパクトなアンテナですが、10MHzでもビームパターンをはっきりと感じることができます。
設置したのが、確か 1996年 ・・・・・ 実に19年が経過しています。
ここ数年、10MHz の SWR が急に5くらいになり、送信するとストンと下がるという現象が起きていましたが、
とうとう、限界に近づいてきたようで、この症状が 18,24MHz にも出るようになってきました。
【症状】
・使用の際、各バンドの SWR が5くらいにはね上がる
・無限大ではないので、同軸ではなさそう
・リニアでチューニングをとり、パワーを入れると解消する
・雨が降ると復活まで時間がかかる - コイルかスタブかな・・・
去年くらいまでは、パワー(500W)を入れると即解消していたのが、最近はRTTYで30秒ほど送信しないと起きてくれなくなってきました。
しかも、24MHz - 18MHz - 10MHz と上のバンドから順にやらないといけないので、WARC バンドに出るのに3分ほどかかってしまうことになります。
まるで【カップラーメンアンテナ】です。
老朽化の結果ですが、下に 371-40 があり、気軽に下して修理するわけにもいきません - というか、もう冬なんで無理です。
このアンテナは WARC バンド3バンドすべてで 300エンティティー以上をたたき出してくれた【戦友】ですが、お別れの日近しという感じです。
来春には、同社から出ている兄弟分 NB42X - 7,10,18,24MHz 2EL にスイッチする予定です。
それまで、カップラーメンアンテナでもいいからなんとかがんばってねって思っています。
ところで、この【パワーを入れると起きる】という現象はなんなんでしょうか?
【20年近く働いたんだから、もう休ませてよー!】ってアンテナが言っているみたいです。