FT4の運用を本年7月22日から開始して、約40日で上記100エンティティーとQSOすることができました。QSO数は143QSO、上記100エンティティーは「73」まで進みQSOが完結したもの。「HRD」は、尻切れになったり、コールバックがなかったりしたエンティティーです。WASも同時に追いかけていました。ここまでの経験で感じたことを備忘録も含めレポートしたいと思います。
データ:Rig IC-7851/200W AGC:FAST NR:9時の位置 ANT:35mH 4ele Tribander
- 送信した最高レポート +22(5B4AMX)
- 送信した最低レポート -21(OZ1BP)
- 受信した最高レポート +15(ZS6WMB)
- 受信した最低レポート -21(YB0COU)
どうやら、-21dBまでいけるようです。
<<< 感じたこと、わかったことなど順不同 >>>
- コンテストとは関係なく14080には常に数局QRV。隙間がなくなってきました。
- 受信が-15dBを下回ると(200Wでは)応答率がかなり悪い感じがします。
- 送受信時間が短い割に「QSB」にとても弱い感じ。デコードがいきなりできなくなります。
- 勝手な想像ですが、1回の受信が短いのでちょっとした欠落で復調できないのか・・・?
- 送信に関しても FT8 よりパワーを必要とする感じ。パイルになったらパワー競争?
- FT8以上にクリックが間に合わない。相手局にも同じことが起きている感じです。
- FT8以上に「時間」にシビアです。桜時計では厳しいかも。GPS-USB いよいよ導入か。
- 当局の環境では、64ビット版はスピードに「ムラ」が感じられたので32ビット版に戻しました。
- まだ珍しいのかCALL中でも他局から呼ばれたりします。
- 方位(AZ)が出るのがとても便利です。(FT8でも)
- AFの入力は大きめ(オーバー目)にした方がよくデコードします。
- 2つ、3つの信号が重なっていても、信号強度が同じくらいなら少しでもずれていれば両方復調してくれます。
- とても混んでいるのと、QSBも大きいので「CQ」でつぶされること多々あり。
- CQを出すには勇気がいる。(他のQSOをつぶしていると思ったほうがよい)
- ゆえに、当局は1度もCQを出しませんでした。(QSO不成立は他のCQが90%以上)
- 他とQSOしてから「73」がタイミング遅れで送られてくることがあります。
結局、受信系は「紙一重勝負」、他のモードでも言えることですが、機械任せのこのモードにおいては、RFフィルター、アンテナ切替器、SWR計など減衰を伴う機器類の挿入は絶対にご法度だと思います。当局は、トランシーバー、リニア、アンテナのみで他は絶対に繋がないをモットーにしています。