国語塾長、情報集めて考えます・書きます的ブログ

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★金曜に来る塾生へのメッセージ

2020-03-06 07:00:09 | 日記
県立高校入試が始まっています。
昨日は、朝のうちに蒼柴神社の天満宮様に合格祈願してきました。


★クジラ3グループへ
テキストの「夕刊とたこ焼き」をやりましょう。
まずは音読、その後に線を引きながら読解をしてやり進めること。
この物語の舞台は大阪、たこ焼きは大阪名物です。
登場人物の「私」と「少年」。
何とか太りたい「私」が太っている「少年」が食べているたこ焼きを、彼と一緒に新聞売りをして買って食べる・・そうすれば少年と同じように太ることができる(願望)と考えたわけです。
「私」と「少年」の境遇は違います。
たこ焼きは,家庭崩壊(かていほうかい・意味が分からないなら調べてね)している少年には主食・・生きていくために必要な食べ物なのです・・・
時間は、30分くらいで。
*ちょこっとミニ知識*
関西は、粉もん(お好み焼きやたこやき、うどんなどの小麦をつかった食品)文化の中心です。
この物語の作者宮本輝氏は、物語作り(ストーリーテーラー)の名手です。「泥の河」や「螢川」などの、しみじみとした感動がある作品を読んでみたいものです。


★どんぐりグループへ
*Yさんへ
「冬の本」にのせる「冬のお話」をかきましょう。
ヒントは、お話の例です。
少しくらいは、まねっこしてもいいです。
*Mさんへ
 漢字研究のミニ本作り
 編集計画(どのページに何を書くか)を立ててください。
 それに合わせて、調べたり、原稿を書いたりしましょう。
*中学生のSさんへ
 水曜イッサ2グループと同じことをしてくださいね。

★チヨグループへ
 テキストNO14「奇・ことば・人間 武満徹」をやりましょう。
 直書きしてください。
武満徹氏は癌闘病の末に亡くなくなりましたが、前衛的作曲家でした。
(1度だけ、サントリーホールで聴いたことがあります,日本を意識させる作風かな)
やや難解な文章です。
文中(P9より)のサルトル(フランスの哲学者)の言葉
「われわれは変わらぬ町の中で変化し、われわれの家、われわれの町はわれわれの後まで生き延びる。ところが、アメリカの町は、その住民よりもはやく変化し、住民の方が町よりも生きのびる」
が、この課題文の対比的要素を端的に著しています。
ニューヨーク(時が重層しない街.特殊な都市・・文中の言葉)
   ↕
ヨーロッパの街並・・・歴史の重い時間を感覚する・・・文中の言葉)
をしっかりつかんで読み込めば、解けます。
分からないことは調べましょう。
時間は30分。1回は音読しましょう
ここは、読めない難しい漢字がありそうですよ。これも調べよう。


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お雛様、出てきていただくのを忘れてました・・・

2020-03-06 05:21:27 | 日記
旧もへじの玄関のお雛様
塾生には・・知っているという子もいるはず
今年は出すの、忘れていました
フツーに暮らすって難しいですね
しかし、旧暦ではまだ2月10日(3/4)
これから出ていただくかな



昨日、テキストでまどみちおさんの詩の問題やってね、と書いて、その後ふっと手に取りました。

「百歳日記 まどみちお」

まどさんは、「ぞうさん」の詩で知られる詩人。

ぞうさん ぞうさん 
おはなが ながいのね
そうよ 
かあさんも ながいのよ

他に「1年生になったら」も、この方の作品。

 2014年、104歳で老衰で亡くなるまで 生涯詩人でした。
「百歳日記」は、自身がかかれた絵も入っていて、これがまた、ユーモラスな抽象画のよう。
 
この本の中で次のような詩を見つけました。

 いちばんぼし
 
いちばんぼしが でた
うちゅうの
目のようだ

ああ
うちゅうが
ぼくを みている

人間はちっこいです。
AIだ、グローバル化とかいっていても、しょせん100年足らずの命。
うちゅうからみられている・・・
何に?
宇宙の絶対真理(Great Something)に。

その昔に、エベレストを眺めにいって、ヒマラヤ街道を友人とネパール人ポータ-さんとトレッキングしたときのこと。
エベレストヴィユーホテルと言う日本人の方がやっている高級ホテル(この地域で、お風呂に入れるのはちょー高級なんです(^_^))に1泊しました。
その夜(ほぼ真夜中),ふっと目が覚めて、カーテンを開けて外を見ました。
目の前には、黒々としたエベレスト(チョモランマ・チベット語・サマルガータ・ネパール語)がそびえていました。
見ているうちに涙がでてきました。

ちっぽけだ・・・自分が。
かなしい・・自分が。
揺るぎない存在のサマルガータ。
何千万年も変わりなく屹立(きつりつ)している。
地球のある限り、そこに在り続ける圧倒的な力。
「永遠」を見ている
ちっぽけだ・・自分が。

そんな感じがどっと心に押し寄せて出てきた涙だった気がします。
まどさんの「いちばんぼし」は、改めて私たちって、ちっこいんだよ、人類は地球上で暴れているけど、やがて終わりは来るよ・・・
みたいなことを思い出させてくれました。

はやく、1日が無事に終わったささやかな幸せを感じつつ「いちばんぼし」を見上げる日が来ますように。
祈ります。











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