国語塾長、情報集めて考えます・書きます的ブログ

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★水曜日に来る塾生達へのメッセージ  2回目

2020-03-11 07:41:54 | 日記
*イルカ1
本を読んで、日記帳に感想や考えたことを書きましょう。
枚数は2ページは書きましょう。



*クジラ2グループへ

テキストの「父のソラマメ 工藤直子」をやりましょう。
音読を1回すること。
その後は、問題をやりつつ読み進める。
時間は30分程度。
お話は、海水浴にはじめていった女の子が迷子になってしまうストーリー。
迷子になった気持ちの描写が独特です。
ちなみに、作者の工藤直子さんは「のはらうらた」の詩人です。
表現のあちこちに詩人らしい言葉使いや感性がにじみ出ています。
それを楽しみながら、共感しながら読めるといいですね。
(6)の慣用的表現は、分からないなら調べてメモをつくってからやりましょう。

*イッサ2グループへ
イッサ2のグループへ
 テキストの08「生きるヒント 五木寛之」をやろう。
  テキストに直書きでいいので自学しよう。
  最初の5分で、素早く集中音読。(分からない漢字・語句がある場合は、調べるか、聞く)
  2回目は読み進めながら問題をする。時間は30分程度。
 この文は「生きること」についてのエッセーです。
 具体例となっているライ麦の根の長さにはびっくりするはずですよ。
 最後の問9の60字問題は空欄にしないこと。
「生きると言うこと」という言葉をたよりに問題文の中に答(宝)探しにいきましょう。 
論理エンジンの鉄則!「答は文中にあり」です。

文中にある次の歌について解説します。
問題をやる手がかりの一つにしてください。


 遊びをせんとや生まれけむ 戯(たわむ)れせんとや生まれけん
 遊ぶ子どもの声聞けば 我が身さへこそゆるがるれ

意味は
人は遊びをしようとして生まれてきたのだろうか。あるいはまた戯(たわむ)れをしようと生まれてきたのであろうか。
遊んでいる子供の声を聞くと、大人である私の身体まで、つられて自然とゆらゆら動き出してしまうことだ。
※戯れは遊びとほぼ同義(同じ意味)です。


*ちょこっとミニ知識*
これは「梁塵秘抄(りょうじんひしょう)」という平安時代末期の歌謡集(今様集)にのっている。編者は後白河法皇で1180年前後の作といわれる。
後白河法皇は、庶民の歌である今様(歌謡曲・popular music)をとても好まれた。
口伝で覚えて歌われたという。
白拍子や遊女が歌い手で文字にされることはなかったそれらが消えてしまうのを惜しんで歌謡として編まれて残されたのだという。


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