玉乃井 永
梅雨晴れ間連敗止めるタイムリー
甘い香(か)の天に至るや花蜜柑
花菖蒲雨の雫のおめかしし
新井文子
母の日や糠床に塩一握り
薬酒にと夫が摘んでる蛇苺
シーツ干し心も洗う梅雨晴間
門屋定
根切り虫情け無用の駆除をする
葉桜や吉野も八重も人寂し
短(みじか)夜(よ)や日の出が早い五時五分
長井知則
残る実や夏柑花に老い語り
十薬の八重の白花威張りたり
蛍(ホウタル)の源平乱舞争わず
高尾田山人
落ち着きがない虫の代表天道虫
絵には描けない風鈴のかたちかな
風死はて懲罰のごと待たされる
二神重則
糸の雨音無く香る花レモン
今日の日をもちょっと長く夕雲雀
蛍見や只銀色の四日月
吉川正紀子
蓮華咲き誇る耕作放置され
ルージュ出番マスク引退に
菖蒲いける背筋真っ直ぐに
愛媛新聞に掲載されました。6月17日
梅雨晴れ間連敗止めるタイムリー
甘い香(か)の天に至るや花蜜柑
花菖蒲雨の雫のおめかしし
新井文子
母の日や糠床に塩一握り
薬酒にと夫が摘んでる蛇苺
シーツ干し心も洗う梅雨晴間
門屋定
根切り虫情け無用の駆除をする
葉桜や吉野も八重も人寂し
短(みじか)夜(よ)や日の出が早い五時五分
長井知則
残る実や夏柑花に老い語り
十薬の八重の白花威張りたり
蛍(ホウタル)の源平乱舞争わず
高尾田山人
落ち着きがない虫の代表天道虫
絵には描けない風鈴のかたちかな
風死はて懲罰のごと待たされる
二神重則
糸の雨音無く香る花レモン
今日の日をもちょっと長く夕雲雀
蛍見や只銀色の四日月
吉川正紀子
蓮華咲き誇る耕作放置され
ルージュ出番マスク引退に
菖蒲いける背筋真っ直ぐに
愛媛新聞に掲載されました。6月17日
新聞社に掲載をお願いするに当たり、句会の折りの作品そのものでなくて添削を受けたり、句会の折の感想を入れて手直しした句があります。ご注目点かも。
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